• このエントリーをはてなブックマークに追加
教養論その33「素直になるということ」(1,490字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

教養論その33「素直になるということ」(1,490字)

2016-04-14 06:00
    ぼくは、あるときから「もう一人の自分」を持てるようになった。
    そうなったのは高校生のときである。きっかけは、恋をしたことだった。

    恋をしたとき、こう思った。
    「自分は、相手からどう思われているのだろう?」
    ぼくは、好きになった相手が自分のことをどう思っているか、気になった。なぜなら、相手もぼくのことを好きでいてくれれば、つき合いたいと思ったからだ。しかし、好きでなければ告白はしたくなかった。告白して振られるのが怖かったからだ。

    それで、何日か思い悩んでいたのだが、結論は出なかった。相手がぼくのことをどう思っているのか、分からずじまいだった。
    というのも、ぼくはそれまで「自分が他者からどう思われているか」ということをほとんど気にしたことがなかった。だから、「他者の気持ち」というのがよく分からなかったのだ。
    それで、最終的には告白して、相手の気持ちを確かめてみた。しかし、そこで見事に振られてし
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。