ハックルベリーに会いに行く
世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その49(1,751字)
世界のコンピューターゲームは、この頃大きく四つの流れがあった。
第一は、アタリが生産していた家庭用ゲーム。これは、アメリカで大きな人気を博していた。
第二は、パソコンのゲーム。この頃、ジョブズの開発したアップルIIが一般に広まったことや、その後にIBMの発売したパソコンが世界的なベストセラーとなったこともあって、そこで動くゲームも多数作られるようになった。
第三は、日本のアーケードゲームが独自の発展を遂げていた。『ブロックくずし』から始まり『スペースインベーダー』の大ブームを経て、『ゼビウス』などの進化に至った。
第四は、任天堂が発売したゲーム&ウォッチだ。これは、日本のみならず世界中で人気を博し、アメリカでは最終的に4800台も売り上げた。
こうした四つの流れが、1980年代初頭に複雑に絡まり合っていく。
まず、アメリカでアタリが家庭用ゲームを粗製濫造したため、信用を失墜し、売上げを大き
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