ハックルベリーに会いに行く
世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その52(1,981字)
そもそもファミコンは、『ドンキーコング』をはじめとするこれまでアーケードゲームとして発売されてきた作品を家庭でもゲームセンターと遜色なく遊べることを、一つの目標として開発されてきた。そのため最初は、アーケードゲームの移植に主眼が置かれた。実際、ファミコンが発売された1983年には、『ドンキーコング』シリーズや『ポパイ』といった、これまでアーケードで発売してきたゲームの移植が相次いで行われている。
ところがその中で、異彩を放つゲームが一つあった。それは『マリオブラザーズ』である。
『マリオブラザーズ』とは、後にゲームの歴史を変革することになる『スーパーマリオブラザーズ』の前編にあたる作品だ。その2年後に発売された『スーパーマリオブラザーズ』があまりにも有名になってしまったため、今ではあまり知る人がいないが、しかしこの作品は、当時はスマッシュヒットを記録し、発売直後のファミコンの売上げ増進に大
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