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週末に見たい映画#012「セント・オブ・ウーマン」(2,342字)
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週末に見たい映画#012「セント・オブ・ウーマン」(2,342字)

2013-03-08 06:00
  • 2
「セント・オブ・ウーマン」とは、「女性の香り」という意味である。なかなか内容が伝わりづらいタイトルだが、この映画を見たのは、アル・パチーノが、この映画の演技によってようやく念願のアカデミー主演男優賞を獲ることができた――というのを知ったからだ。ぼくは「ゴッドファーザー」を見て以来アル・パチーノのファンだったので、その演技がどれほどのものか、確かめたかったのである。

そうして見た結論は、一言で言うと素晴らしい――いや、それだけではとても足りない。とにかくぼくの胸を決定的に打つものだった。
ぼくは今でも、誰かに演技とは何かを説明する時に、「セント・オブ・ウーマン」のアル・パチーノを引き合いに出す。お笑い養成所の授業でも、生徒には勉強のために必ずこの作品を見させる。

もちろんこの映画は、内容も素晴らしい。そして、アル・パチーノ以外の出演者の演技もまた素晴らしい。ことに、共演したクリス・オドネルの名演がなければ、アル・パチーノの演技もここまで胸を打つものにはならなかったろう。バレーボールのセッターとアタッカーのように、オドネルが素晴らしいトスを上げたからこそ、パチーノは渾身のアタックを決めることができたのだ。

それでも、とにかくこの映画はアル・パチーノの名演に尽きる。
そこで今回は、それがどれだけ素晴らしいか――いかにぼくの胸を打ったのかということを、紙幅が許す限り書いてみたい。
 
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アルパチーノがすごくいいですよね。
題名がセントオブウーマンってとこもおもしろいですよね。

No.1 142ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>1
タイトルは意味深で考えさせられますね。見た人と話すとよく議論の的となるんです。

No.2 142ヶ月前
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