これから「気分良く生きる」ことが流行するだろう。というより、もうすでに流行しかかっているのではないか。

「気分良く生きる」というのは、ブラック企業のカウンター的な存在だ。競争社会のカウンター的存在でもある。ストレスを溜め込んだ人が、「もっと違う生き方があるのでは」と目指す世界だ。

「断捨離」とか「ミニマリスト」の延長線上にあるものでもある。「ほぼ日」のファン層もそういう世界を志向しているだろう。そういうふうに、「もっと気分良く生きたい」という意識がじわじわと広がっている。

最近、都内で「高タンパク低カロリー」のレストランを探してみたことがあった。すると、今はそういう店がとても増えているということに気づかれた。
例えば、表参道に「ミスター・ファーマー」というお店がある。ここに行くと「ウォーター・バー」というのがあって、野菜や柑橘類を混ぜた幾種類かのお水が飲み放題で、それらを飲み比べているだけ