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仮説を組み立てるためには「推理力」が不可欠だ。そして推理力を鍛えるためには、推理の手がかりとなる「感性」を鍛える必要がある。
「感性」とは、「違和感」のことである。あるいはその逆の「アハ感」のことだ。
例えば、小説によく出てくる名探偵は、事件の捜査に際し必ず最初に違和感を抱く。またその違和感が、最終的に事件解決のきっかけともなる。なぜなら、そこで名探偵が違和感を抱かなければ、重要な証拠は見過ごされていたからだ。そこで名探偵が違和感を抱き、その解消に乗り出したからこそ、はじめて事件の謎が暴かれる。
「アハ感」もこれと同じである。違和感が捜査の始まりを告げるのだとすれば、アハ感は捜査の終わりを我々に教えてくれる。
名探偵は、真犯人に辿り着いたとき、何とも言えない手応えを感じる。それまでの捜査では得ることのできなかった、収まるところにぴったりと収まった気持ち良さを感じるのだ。
そのため、推理力を
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