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今回は、コロナに対して我々はどう対処したらいいのか?――ということについて考えてみたい。
まずぼくは、とにかく「情報を集める」ということに主眼を置いている。なぜなら、情報は武器だからだ。コロナと「戦っている」というわけではないが、「対処する」には情報が欠かせない。そして情報は、正確であればあるほどいい。また正確な情報であれば、多ければ多いほどいい。それらを集めて、対処の精度をぎりぎりまで煮詰めていく。
こういうときに、よく「備えあれば憂いなし」などといって、とにかく極端なまでに防御した方が安全だ――と言う人もいるが、それは大きな誤りである。「過ぎたるは及ばざるがごとし」で、防御のしすぎは良くない。何事もバランス、中庸が大切だ。だから、余計な防御はせず、必要なだけするのがいい。
そんなときに、剣術の「見切る」という考え方が役に立つ。江戸時代の剣術では、相手と距離を取り過ぎるとこちらも切り込め
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おはようございます。
本日にでも緊急事態宣言が出されそうな緊迫した状態で
有用な情報ありがとうございます。
本文の中に記載されておりました
「皮を切らせて骨を断つ」という言葉ですが
一般的には、「肉を切らせて骨を断つ」ではないかと思ったのですが、
「皮を切らせて骨を断つ」の方が、もう一段階達人ぽいです。
こちら意図して使用されているようでしたらまったく問題ございませんが、
ご確認頂ければ幸いです。
岩崎夏海(著者)
>>1
仰るように肉を切らせて骨を断つでしたね。しかしながら、やはり肉を切らせてはまずいのではと普段から考えていたので、いつしかぼくの頭の中でこの言葉に変換されていました。折角なのでこのままにしておきます。
ご返答ありがとうございます。
私の会社も緊急事態宣言の対象地域でしたので
先日より、全スタッフをテレワークに移行しました。
肉は切らせないスタンスで、新型コロナには臨みたいと考えております。
岩崎さまもお気をつけてお過ごしくださいませ。