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任天堂の迷い(1,746字)
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任天堂の迷い(1,746字)

2020-07-17 06:00
    任天堂は2011年にニンテンドー3DSを発売した。その最大の特徴は「裸眼3Dディスプレイ」だ。メガネなしで立体映像を楽しめる。バーチャルリアリティを体験できる。

    ところが、これが不評であった。初めは「目がチカチカする」という人が現れた。そのうち、「子どもの目には良くない」ということが言われ始めた。最終的には「この3Dディスプレイのせいで価格が高くなっている」という批判まで出始めた。

    3DSには、「3Dボリューム」という立体視の調整機能がついており、3Dの状態から2Dの状態へと容易に切り替えることができる。発売されてしばらく経ってから、「この機能がついていて良かった」という人がネットで散見され始めた。理由は、「これで手軽に2Dにすることができる」というものだ。
    「そうすれば、もう目がチカチカせずにゲームを楽しむことができる」
    「目が疲れなくて済む」
    そういう嫌みを言う人が多数いたのだ。

    立体
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