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子供は何に熱中するのか?
それは、より幼い頃は純粋に「脳に刺激を受けるもの」だ。例えば、子供はブランコが好きである。なぜ好きかというのは、脳に刺激を受けるということ以外に説明がつかない。
では、なぜ脳に刺激を受けるかというと、それはブランコがある種の「安全な危険」を提供してくれるからである。ブランコのスピードが速くなり、下降から上昇に転じる瞬間に、腰の辺りにぞわっとした不安感を誰もが感じる。それは恐怖心であり、もっというと「死の恐怖」だ。「身を放り出されて身体がバラバラになってしまうのではないか」という恐怖心から、下半身にぞわっとした感覚を覚えるのである。
この感覚が、さらに脳内に快楽物質をもたらす。人は、危険を感じたときにそれに対処するため快感物質を分泌させ、全身の働きを活性化させる。いわゆる「火事場の馬鹿力」のことでもあるのだが、直接的にいって「脳内麻薬」である。人間に与えられたちょっ
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