閉じる
閉じる
×
今回は、連載をお休みして、人間の間引きについて書いてみたい。
「人間の間引き」はなぜ行われるのか?
その前に、そもそも「間引き」とは何か?
それは、「人を社会的に抹殺すること」である。直接的に殺すことではない。
昔から、人は人を「社会的」に殺してきた。みんなで抹殺するのだ。
なぜかというと、直接的に殺すと、周囲の人に恐怖心を与え、本人もいい気がしないからだ。最悪、殺した本人がその後で、周囲の誰かから殺される。そういう殺しの連鎖が起こる。
しかし、「社会的抹殺」なら、周囲にそれほど恐怖を与えない。従って、殺人の連鎖も起きない。それで、間引きとしての「社会的抹殺」というソリューションが、世の中に定着したのである。
間引きは、もちろん今もある。学校のイジメ、入試、就活、そして離婚や会社の出世争いや近所の揉め合いなど、とにかく人は至るところに「社会」と「規範」を作り、そこからはみ出したものを間引い
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
コメント
コメントを書く
結構書いてあることが理解できないことも多い。
でも最近だと敵を作った方がいいというのは理解できたな。世間的には逆が正しいとされてるので、なかなか話せないことだと思う
岩崎夏海(著者)
>>1
そうなんですね。ぼくは最近、理解してもらえないことに強く寂しさを感じています。なぜこんな人生になってしまったのか、と考えさせられますね。