• このエントリーをはてなブックマークに追加
マンガの80年代から90年代までを概観する:その70(1,654字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

マンガの80年代から90年代までを概観する:その70(1,654字)

2022-09-29 06:00
    柳沢きみおは、悩んでいた。鴨川つばめのように、面白いギャグマンガが描けないからだ。自分にはギャグのセンスがないと、たびたび痛感させられていた。それで、毎度アイデア出しに困っていたのだ。

    そんなとき、『月とスッポン』の脇役である藤波というキャラクターに頼った。この藤波は、高校時代の同級生がモデルだった。実在の彼の言動を思い返していると、アイデアは湧き出てきた。マンガの中の藤波が、どんどん動いてくれた。

    そうして、マンガ自体を面白くしてくれた。だから、藤波の話ばっかりになったのだ。『月とスッポン』の後半は、ほとんど藤波が中心で展開していくのだが、それは柳沢きみおがそれだけネタに詰まっていたということだ。同時に、藤波がキャラとして秀逸だったということでもある。

    藤波は、いうならば「前時代の遺物」だった。古い「ガリ勉」の典型だった。だから、そういう言動をし、そういう外見をしていた。それが、「新時代
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。