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庭について:その73(1,728字)
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庭について:その73(1,728字)

2024-04-12 06:00
    偕楽園は水戸藩の第九代藩主徳川斉昭が、1833年に作ったものだ。つまり、江戸の末期である。

    斉昭は、優秀な政治家であり、またカリスマ性の強い思想家だった。世の中を良くしようと、徳川家の内側からいろんな改革を実行した。ちなみに、徳川最後の将軍徳川慶喜は、彼の実子である。

    斉昭は、気性が激しいことから烈公と呼ばれた。彼は、祖先でもある水戸光圀が創始した水戸学の強く信奉していた。そうしてこれを、日本中に広めた。
    するとそれは、多くの若者に影響を与え、後に明治維新が起こったり、あるいは教育勅語が起こったりすることのバックボーンともなった。その意味で、斉昭は日本近代化の陰のキーマンともいえる。

    「水戸学」とは、端的にいうと「日本主義」だ。日本という「国(国体)」がとても重要で、何ごともこれを中心に考えなければならない――そういう思想である。
    これの最大の特徴は、日本という存在を徳川や天皇よりも上に置
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    最終更新日:2024-04-30 06:00
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