ハックルベリーに会いに行く
野球道とは負けることと見つけたり:その7(2,011字)
同志社大学はミッションスクールでアメリカとの親和性が強かった。そのため軍国教育や日本の国家主義には最後まで抵抗した。だから戦時中は、相当肩身の狭い思いをしただろう。それでもキリスト教徒の頑なさで、かなりギリギリのところまで抵抗した。
キリスト教徒は抵抗することへの抵抗が少ない。なにしろ教祖のイエス・キリストが「抵抗の人」なので、弾圧に抵抗するのは最も教義に適った行動ということもできるからだ。
それゆえに長期的に見ると強い。なぜなら弾圧するのはいつでも守旧派で、弾圧されるのはたいてい革新派である。そして長期的に見れば、革新派が勝利することは間違いないのである。それが、キリスト教が2000年以上にわたって栄え続けた最大の理由だろう。
逆に、キリスト教2000年の中で最大のピンチだったのが、キリスト教自体が守旧派に回った中世だった。そんな中で活版印刷が生まれ、キリスト教内にキリスト教に抵抗する革
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