ハックルベリーに会いに行く
1994:その32(1,794字)
大学生のとき、中央線の武蔵小金井駅近くの祖父母の家に下宿していた。大学は上野にあったので、そこから40分くらいをかけて通学していた。
ぼくは大学は現役で国立に入ったし、下宿先は祖父母の家なので、その点では全くお金のかからない子供だった。時代はバブルだからなおさらお金がかからなかった。
大学時代のぼくは、アルバイトはしていなかったが、以前にも書いたようにパチンコで利益が年間で100万円くらいあった。一方、支出は全くなかったので(両親と祖父母に養ってもらっていた)、それなりに贅沢な暮らしをしていた。
20万円くらいする29インチの巨大なブラウン管のテレビと、ベータの最高級ビデオデッキを買った。後にVHSのビデオデッキも買い足した。レンタルビデオ店にVHSのソフトしか置いていないケースもあったからだ。
これも前に書いたが10万円のトヨタスプリンターも持っていた。当時はまだ高かったCDデッキも
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