あるいは逆に安易すぎて、「何かの洒落ではないか?」と思わせるところもあった。しかし、洒落なら洒落で逆に狙いすぎてあざとくなることもあり、いずれにしろ危険なにおいのするタイトルだった。「危険なにおい」とは、「つまらないのではないか」という予感だ。それで、びくびくしながら見にいった覚えがある。
なぜ「危険だ」と思いながらも見にいったかといえば、予告編などで見る映像に、ぐっと引かれるものがあったからだ。特に、ロボコップから見た景色であるところのブラウン管の走査線が入った映像に、何ともいえずドキドキとさせられた。ロボットの目から見た映像に、とても不思議な気持ちがさせられたのだ。
それで、「この映画は映像を見るだけでも価値が
コメント
コメントを書く確かに映画に必要なあらゆる要素の入った名作ですよね。
ハックルさんの文章に付け加えさせて頂くと、
ロボコップが人間だった時の記憶の切なさ、鮮烈な悪党の描写、劇中TV番組から感じる世界の無常さ、
敵ロボットED209の不気味さなども魅力的でした。
また、それらが奇跡的なバランス感覚で比較的短時間の中に詰め込まれていて、
初公開から26年ぐらい経つのに今度のリメイク版が「まだ早い」って思えます。
ただ、そのリメイク版も実は評判は悪くないみたいなので観てみたいと思ってます。
>>1
仰る通りです。ぼくもそうなんですが、ED209を魅力的に感じる人も多いみたいですね。
筋肉バカみたいで、実に人間的なんです。あの社員を殺してしまうシーン、リアリティがあって良かったですね。
確かに初鑑賞時、社員を殺してしまうシーンで「この映画、普通じゃないから本気で観ないとあかんな」って思いました(笑)。
リメイク版を見ましたが、ラストのサミュエル・L・ジャクソンが演じるメディア王と、エンディングに流れたクラッシュのI Fought The Lawが興味深かったです。