ハックルベリーに会いに行く
ヘヤカツ流不動産投資術その27「リノベーションの実例:その1「仕事場編」(1,895字)
二〇一二年、ぼくは「仕事場」を設けることにした。
それは、一人で働くことに限界を感じていたからだ。小説というのは、基本的に一人で作るものだ。だが、二〇一四年現在、その小説自体が力を失っている。現代では、多くの人とコラボレーションして作り上げた作品に力がある。AKB48などはその象徴的存在だ。かかわる人数が多いほど力を増す。
そのためぼくも、一匹狼を決め込むのはもうやめて、誰かと協力しながら作品を作っていくことに決めた。そのとき「場」が必要になると思った。仲間が集まるための「会社」が必要だと思った。
そう思ったのは、若い頃の経験に依る。
若い頃、ぼくは弟子として秋元康さんの会社で働いていた。その会社の事務所は港区の元麻布にあったのだが、そこが、みんなが集まるための「場」として大きな機能を果たしていたのである。
その事務所には大きな机が一つあって、放送作家の先輩たちは、みなその机で
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