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ライトノベルの書き方:その24「桃太郎の旅立ちの衝動を分析する」(2,102字)
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ライトノベルの書き方:その24「桃太郎の旅立ちの衝動を分析する」(2,102字)

2015-06-23 06:00
    「桃太郎」において、桃太郎はなぜ旅に出るのか?
    それは、「旅に出たかった」からである。そういう内なる衝動に従った結果、旅に出ることになったのだ。「鬼の征伐」というのは、単なる方便に過ぎない。鬼は、桃太郎に旅の理由が必要だったので、いいように利用されただけだ。

    では、そういう桃太郎の「内なる衝動」はどこから来たのか?
    それは、もちろん明示されていない。しかし、この物語の中にはちゃんとヒントもちりばめられている。

    それは、桃太郎の出生である。
    幼い頃、ぼくが不思議だったのは、なぜ桃太郎を育てたのが「おじいさんとおばあさん」だったか――ということだ。これは別に、若い男女でも良くなかったか? あるいは、単身者でも良くなかったか?
    しかし、このおじいさんとおばあさんというのは、物語における重要な伏線になっていたのである。ちゃんと理由があったのだ。

    それは、彼らが「桃太郎の実の父母ではない」ということ
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