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Vol.133 結城浩/書籍ランディングページの作り方/量が多いことの意味/古今和歌集を読む(2)/
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Vol.133 結城浩/書籍ランディングページの作り方/量が多いことの意味/古今和歌集を読む(2)/

2014-10-14 07:00
    Vol.133 結城浩/書籍ランディングページの作り方/量が多いことの意味/古今和歌集を読む(2)/

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2014年10月14日 Vol.133

    はじめに

    おはようございます。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。

     * * *

    新刊の話。

    『数学ガールの秘密ノート/数列の広場』が、 もうすぐ(2014年10月17日頃)店頭に並びます。 新刊が出るのは、本当にうれしいものです。

     ◆『数学ガールの秘密ノート/数列の広場』
     http://note4.textfile.org/

    ところで10月10日に、 昨年刊行された『数学文章作法 基礎編』の電子書籍版が刊行されました。 「数学ガール」シリーズは固定レイアウトタイプですが、 『数学文章作法 基礎編』はリフロータイプの電子書籍になりました。 つまり、文字の大きさを変えたりすることができるということです。

    電子書籍版が出た直後から、たくさんの方々に応援いただき、 科学・テクノロジーの新着ニューリリースランキングで、 『数学文章作法 基礎編』と『数列の広場』が一位と二位に並ぶほどでした。 みなさんありがとうございます。

     ◆『数学文章作法 基礎編』
     http://mw1.textfile.org/

    今年の12月12日には、続編となる『数学文章作法 推敲編』も出版されます。 先日は筑摩書房のページでアナウンスがなされました。 こちらは現在再校ゲラを読んでいるところ。刊行が楽しみです。

     ◆『数学文章作法 推敲編』(筑摩書房)
     http://www.chikumashobo.co.jp/special/yukihiroshi/

     * * *

    ランディングページの話。

    前回の結城メルマガでちらっとお話しした、 書籍ランディングページの作り方を、 具体的に詳しく書いてみようと思いました。 「結城浩ミニ文庫」シリーズの一つとして、

     『書籍ランディングページの作り方』

    というタイトルで今回配信いたします。 どうぞお読みください。

    ランディングページ(landing page)というのは、 一言でいえば、ある商品専用のPRページですね。 先ほど上でリンクした結城の書籍ページもランディングページといえます。

    これらのページは、ろすさん(@lost_and_found)が提供している 「でんでんランディングページ」というテンプレート&テーマを利用して作りました。

     ◆でんでんランディングページ
     http://lp.denshochan.com

    今回の『書籍ランディングページの作り方』は、『数学文章作法 基礎編』 のランディングページを作っている過程をなぞって解説したものです。 お楽しみください。

    本を書く人にはもちろんのこと、 商品の宣伝、イベントの告知、自己紹介などを、

     「綺麗にまとまったWebページで提示する」

    ということに関心のある人にも参考になるかと思います。

     * * *

    ところで。

    ランディングページであれこれやっているうちに、 Bootstrapにだんだん慣れてきました。 Bootstrapというのは現代のモダンなHTML5を書くためによく使われているテンプレートです。

     ◆Bootstrap
     http://getbootstrap.com

    Bootstrapをベースにして世界中でたくさんのテンプレートやテーマが作られています。 サイト用のHTMLやCSSをゼロから書くのではなく、 Bootstrapのようなものをもとにしてサイトを作ると手間を大きく軽減できますね。

    といったことを考えているうちにふと、こんなことを思いました。

     自分がブラウザを立ち上げたときに使う「ポータルページ」を、
     Bootstrapベースで作ったら楽しそう!

    ここでポータルページと私が呼んでいるのは、 自分がよく使うWebサービスのリンク集のようなものです。 たとえば、Web連載のCakesのサイト、結城メルマガを発行するまぐまぐ!、 ブロマガのサイトなどへのリンク集です。

    ブラウザを起動したら最初に表示されるページに、 そのリンク集をまとめておけばとても便利。 ダッシュボードと呼んだり、シンプルにホームページと呼ぶこともあります。

    自分だけが使うポータルページなら、いくらでも好きな作りにすることができる。 自分が以前から使っていたポータルページは、HTMLがぐちゃぐちゃになっていて、 見た目も散らかり放題(でもそれなりに便利ではあるが)。 この機会にBootstrapで何か作りたい!という気持ちに便乗して、 ポータルページを作ってみようか……と思っているうちに、 できてしまいました。

    こんな感じです。

     ◆Bootstrapベースで作った結城のポータルページ(スクリーンショット)

    2014-10-14_portal.png

    アイコンの部分はFont Awesomeというサイトを利用しています。

     ◆Font Awesome
     http://fortawesome.github.io/Font-Awesome/

    また全体の構成は、 Start BootstrapというサイトのSB Admin 2というテンプレートを参考にしています。

     ◆SB Admin 2
     http://startbootstrap.com/template-overviews/sb-admin-2/

    ポータルページを作りながら、 「仕事」に関して、これまたいろんなことを考えてしまいました。 またいつか詳しくお話ししますね。

     * * *

    それでは、そろそろ結城メルマガを始めましょう。

    今回は「でんでんランディングページ」を使った、

     『書籍ランディングページの作り方』

    という説明文をお送りします。

    また、Vol.131に続き「古今和歌集を読む」の話を書きます。 古今和歌集の話というよりは、古今和歌集を読みながら結城が考えたことの話で、 言葉に取り組むときのメタな話題になっています。

    お楽しみください!

    目次

    • はじめに
    • 結城ミニ文庫 - 書籍ランディングページの作り方
    • 古今和歌集を読む(2)
    • 量が多いことの意味
    • おわりに
     
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