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第14期雀王決定戦3日目自戦記
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第14期雀王決定戦3日目自戦記

2015-11-09 13:30
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本日はマーチャオ船橋店です。お時間のある方は是非お願いします!

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決定戦12回戦、
ここまでのポイントは――
木原+
125.1 鍛冶田+114.8 阿賀▲25.0 たろう▲215.9

北家トップ目での選択。
当面のライバル東家鍛冶田がラス目、このチャンス手は絶対に落とせない。 

こういった局面でより良い抽選を受けるために
1日あたり平均3~4時間、欠かすことなく牌譜とにらめっこしてきたつもりだ。

上家の捨て牌はマンズが高くなりそうで
下家の捨て牌はソーズが高くなりそう。対面の4巡目は五筒:麻雀王国だった。

おそらくこの景色なら最終的にピンズ受けになるのが1番良い。四筒:麻雀王国を残すのは確定として、八萬:麻雀王国三索:麻雀王国七索:麻雀王国の3択、上家の河に八索:麻雀王国とマンズが高くなりそうなことを考慮すると――

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八萬:麻雀王国。その後發:麻雀王国が暗刻になり磐石。四筒:麻雀王国を残しは確定しているので、ここは打三索:麻雀王国で迷うところはない。次巡二索:麻雀王国引いて直後に四索:麻雀王国を打たれる演出にも全く動じることはない。

動じていなかったのだが、その次に打たれた北:麻雀王国をスルーした。この日1番のミスチョイス。ここまで来るとポイント差的に自分は徹底的にマークされる。

あまり目立ちたく無かった―― という臆病さと 
このままでも十分やろ―― という慢心が生んだ緩手だった。

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外れのテンパイに当選した。配信対局における理牌の件という記事で、極力理牌をするよう宣言したけれど、これくらいのランダム理牌は許して欲しい。

実は牌の上下も揃えるよう気をつかっていたつもりだったけど――

ああ、
發:麻雀王国が揃ってねぇや・・・
これは盲点だった。今後気を付けようと思う。

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理牌の件でもう一つ。
国士無双は理牌しないと視聴者に見づらいのは重々承知の上なのだが。しかし――

国士無双はできれば理牌したくないんだけど

ダメかな?だって手牌の端から中張牌を打つ出すのは嫌じゃないですかー
まあこの局面は全方位にバレバレだったから構わないけど・・・

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東家鍛冶田のリーチによって、ゴミのような価値に成り下がったこのテンパイ。
引いてきたは六筒:麻雀王国の筋三筒:麻雀王国。これは――

赤無し麻雀は赤有り麻雀に比べてドラをかなり引っ張る

自分も引っ張るが、他家も当然引っ張る。つまらないペンチャンやカンチャンなら、そこを払って孤立の一筒:麻雀王国を残すことだって赤無し麻雀においては十分有り得る。

リーチに至るまで鍛冶田は2回ターツ落としをしている(ように見える)
いずれもカンチャン。ターツの価値は一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国六萬:麻雀王国八萬:麻雀王国=二索:麻雀王国四索:麻雀王国であることは明白。

一筒:麻雀王国孤立残しの可能性だって十分にある。
これがノンターツ落としや、両面ターツ落としなら
三筒:麻雀王国はそこまで警戒しない。

もう少し手応えのある待ちなら押す価値はあろうものだが
鍛冶田の捨て牌相で、
三筒:麻雀王国程度の放銃リスクだと見合わない勝負だと思う。

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残りツモ番がないところでテンパイ復活。テンパイ打牌は1枚切れのドラ一筒:麻雀王国
四筒:麻雀王国が通ったので、当たるとしたらシャンポンか単騎待ち。

リスクはある。放銃したら2着転落はほぼ確実の上、当面のライバルを浮上させる手助けをする最悪の結果となる。ただしリターンもある。鍛冶田、たろうのテンパイは確実。

2フーローしている阿賀のテンパイは微妙だったが、鍛冶田の河と阿賀のツモ番
後2回もチャンスがあるなら、何とかテンパイに取れたとしてもおかしくない。

決定戦を勝つ気なら――

ここは押しの一手だと思う。
次局は供託2000点の3本場。ノーテンに甘んじて

・3人テンパイだと阿賀との点差は  7100点差 (A)
・2人テンパイだと阿賀との点差は 11100点差 (B)
・逆に阿賀が1人ノーテンだと   15100点差 (C)

トータルポイント的に
(A)(B)の点差なら確実に捲りに来る阿賀、無理やりにでも狙ってくるであろうたろう。着順の落ちのリスクがない鍛冶田の3人相手――

通常のリーグ戦、天鳳、フリーなら
(A)(B)の点差でも横移動決着のトップキープができたとしても別段不思議ではない。

決定戦でこのトータルポイントだったなら――
(A)(B)の点差で横移動決着のトップキープはほぼありえない。

特に
(A)の点数状況だと、阿賀に対してかなり緩く打たれる可能性がある。
もちろん鍛冶田、たろうも目一杯自分の利を追求するのだが、リスクに関しては――

木原がトップじゃなければいいや――

といったような感じで、差し込みまではいかなくても
阿賀のリーチまたは仕掛けに対して、これでもかといわんばかりに――

そんな決定戦を数多く見てきた。そして経験してきた。
優勝しか価値がないステージだからこそ、こうした未来予想図も想定の範囲内。

僕の知っている決定戦強者も、
一筒:麻雀王国程度の放銃リスクなら積極的に負うと思う。正しいかどうかはわからないけれども、これも自分が描いた決定戦勝利へのシナリオの一つです。


 

 

次回配信予定
  • 2024/11/20
    ほぼ通る牌を通すのは「粘り」とは言わない
  • 2024/11/29
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国士無双の理牌の話しですが、端から中張牌切るのが嫌なのは何故ですか?画像の理牌がその嫌な状態なのですか?

No.1 109ヶ月前

国士をやっているときに中張牌をバラバラに手牌に入れておくくらいは許されるんじゃないでしょうか

No.2 109ヶ月前

国士無双を普通に理牌すると中張牌は真ん中なのではないですか。
1s3s1p9pのように。

No.3 109ヶ月前
userPhoto 木原 浩一(著者)

いつもありがとうございます

>peccoさん 例えば牌図で右端から3sを切り、8mを右端に置き次に何かを引いて右端から8mを切る。理牌しているとしたら少し違和感がありますよね?

>ya27817さん 許されますかね?(笑)

>yutaさん なるほど、その発想はなかったです! そうしてみます!

No.4 109ヶ月前
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