万物をつくる者の手をはなれるときすべてはよいものであるが、人間の手にうつるとすべてが悪くなる。哲学者ルソーは著書「エミール」にそう記している。たとえば、トマトの苗を自然のままではなく剪定したり、誘引したりして自分たちの都合の良いように(たくさんの実が収穫できるよう)育てるように。そんな不自然な行為が地球に様々な弊害を及ぼしていることを否定する人間は誰もいないだろう。