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マクガイヤーチャンネル 第131号 【『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』と芹沢達也VS山岡士郎】
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マクガイヤーチャンネル 第131号 【『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』と芹沢達也VS山岡士郎】

2017-08-09 07:00
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    マクガイヤーチャンネル 第131号 2017/8/9
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    おはようございます。マクガイヤーです。

    毎日暑いのですが、如何おすごしでしょうか?

    子供が夏休みで家にいるせいか忙しく、結局ドラゴンクエストは未だクリアしていないのですが、毎日少しずつプレイして面白さに悶絶しております。

    嗚呼、まる三日くらい休みが欲しいなあ……



    マクガイヤーチャンネルの今後の予定は以下のようになっております。


    8月12日(土)20時~

    「しあわせの『ドラゴンクエスト』」

    7/29に『ドラゴンクエスト』シリーズ久しぶりのナンバリングタイトルにして非オンラインタイトル『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』が発売されます。

    『ドラクエ』といえば「国民的ゲーム」の冠をつけられることが多いですが、『ポケモン』『妖怪ウォッチ』『マインクラフト』といったゲームを越えたコンテンツが席巻し、ゲームといえば携帯ゲームである現在、事情は変わりつつあるようです。

    そこで、これまでの歴代作品を振り返りつつ、ドラゴンクエストの魅力に迫っていきます。

    アシスタントとして、声優の那瀬ひとみさんが出演して下さいます。

    https://twitter.com/nase1204

    是非ともコミケの後にでもお楽しみ下さい。



    8月26日(土)20時~

    「最近のマクガイヤー 2017年8月号」

    いつも通り、最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。

    『トランスフォーマー/最後の騎士王』

    『スパイダーマン:ホームカミング』

    『新感染』

    その他、気になった映画や漫画や時事ネタなどについてお話しする予定です。



    ○9月2日(土)20時~

    「諸星大二郎、その魅力(仮)」

    手塚治虫に「きみの絵だけは描けない」と言われ、宮崎駿に「大好きです」とリスペクトされ、エヴァやハルヒやもののけ姫や諸星あたるの元ネタにもなった唯一無二の漫画家、諸星大二郎。

    民俗学や考古学からクトゥルフ神話までを自在に扱いこなし、怪奇・SF・ファンタジー漫画の名作を何作も描いてきた諸星大二郎の魅力を、2時間たっぷりと語りつくします! 

    アシスタントとして、久しぶりに編集者のしまさんが参加してくれます。


    みんなぱらいそさいくだ!



    ○9月23日(土)20時~

    「最近のマクガイヤー 2017年9月号」

    いつも通り、最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。

    詳細未定




    さて、今回のブロマガですが、この前観た『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』が面白かったので、この映画について書かせてください。


    本作はマクドナルドについての映画なのですが、”The Founder(創業者)”の現代の通り、マクドナルドの創業についてのお話です。

    主人公はマイケル・キートン演じるレイ・クロックです。

    レイはミルクシェイク用ミキサーのセールスマンをしているのですが、全米を車で横断する営業活動に熱心なわりに、あまり売れません。

    しかしある時、大量のミキサー発注の依頼が来ます。興味を持ったレイは、発注元であるサンバーナディーノのドライブインを訪れます。ドライブインの経営者はマクドナルド兄弟……そう、なんとこの映画は、マクドナルドというブランドをレイが乗っ取る物語なのです!

    当然ながら、マクドナルドは映画化に一切協力してませんし、話題にもしてません。


    本作の監督は、『しあわせの隠れ場所』『ウォルト・ディズニーの約束』と、実話の映画化を得意とするジョン・リー・ハンコックです。

    ハンコックは本作において、主人公レイ・クロックを善人とも悪人ともきめつけられない描き方をしています。果たしてレイは他人が発明したシステムを横取りする世紀の悪人なのか、良いものを世界に広めてビジネスを大きくする野心と情熱に溢れた企業家なのか、観客に判断を迫っているのです。だから、悲喜劇でもピカレスクでもない、平熱の演出を最初から最後まで続けています。


    更に、本作は実話を基にした映画ですが、ハンコックはあくまでも一本の映画として映画的な演出をしっかりと行なっています。

    たとえば、レイがとある人妻とピアノを連弾するシーンがあります。これは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』と同じく、二人の間に特別な関係が発生したことを意味しています。だから旦那が、顔は笑顔を維持しつつも、落ち着きなくきょろきょろしてるわけですね。

    たとえばもう一つ、レイがその人妻と夜間に電話した後、奥さんが寝ているベッドに戻ると、奥さんが背を向けたまま寝たふりをしつつも、眼はしっかり開いているというシーンがあります。もはやレイと奥さんの間に愛も信頼関係も無い――ということを台詞なしで表しているわけですね。だからその後、会話ゼロの食事シーンと、離婚の切り出しが全然不自然にならないわけです。


    ただ、本作ではアメリカ人じゃないと多少分かり難い描写があります。

     
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