1:25日ウォール・ストリート・ジャーナル紙英「EU離脱、影響を左右する三つの不確定要素

英国のEU離脱が与える経済的な影響は、三つの不確定要素。

 まずは、先行き不透明感や資産価格の下落で英国の投資と個人消費が冷え込むか。

 二つ目に、英国が貿易と投資に関して欧州を含む他市場へこれまでと同じ程度のアクセスを維持できるか。

 そして最後に、英国民投票の結果を受けて欧州の政治的および経済的な分断が進むか。

 エコノミストや財界人らの多くは23日、英国や欧州が経済的な損失を被り、その他の地域へも影響が波及しかねないとの見方で一致。

 エコノミスト、ハワード・アーチャー氏は「英国経済にとって今後かなりの期間、先行き不透明感。不透明感が続く間、企業は投資に極めて消極的、雇用にも慎重」。そのため英国が今年後半にリセッション(景気後退)に陥り、来年は成長が足踏みと予想る。欧州の貿易相