安倍晋三首相は9月26日、衆参両院で行った所信表明演説で、沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド=オスプレイパッド(着陸帯)建設について「もはや先送りは許されません」と述べ、年内にも完成させる考えを示した。
他方、県議会は7月21日、6月定例会最終本会議で、米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江周辺のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対し、建設中止を求める意見書を賛成多数で可決した。意見書を提案した与党3会派の26人が賛成し、野党の自民の15人は反対、中立の公明と維新の計6人は退席した。
こうした強硬姿勢の中で何が起こっているか。
高江ゲーと前、機動隊による車両排除事件はどのように起こったか。
高江で米軍ヘリパット建設予定地のゲートに2台の街宣車が横付けされてきた。建設反対派が十年前に置いたもので着工を物理的に阻んでいた。
この意義を田中龍作氏は次のように説明した。
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海兵隊の基地が沖縄である必要性などない。米国の全世界発進基地としての機能が組み込まれるものであり、必ずしも沖縄である必要性などないのでしょう。
現時点の、日本の脅威は、中国であり北朝鮮であるが、米国の海兵隊が戦力化するためには、中国にあまりに近く、沖縄であることの方が危険性が大きい。中国にいざという時発信するというのであれば、辺野古でなくとも、既存の日本の沖縄基地を米軍基地として提供してもかまわないのではないか。沖縄を米国の世界戦略基地として活用するのであれば、高額な基地使用料を請求すべきでしょう。請求することなく無償で提供しようとしており、日本政府の日本国日本人に対する安心安全確保の理念に大きな疑いを生じる。
沖縄以外の全ての都道府県が、「米軍基地は沖縄に置くのが良いと言っているのに、沖縄だけが多数決に反対し、抵抗するのは沖縄県民のエゴだ」という。
これが安倍政権の考える「民主主義」なのだろう。
安倍首相も、高裁の判事も、憲法95条の存在を知らないようだ。
憲法第95条。
一の地方公共団体のみに適用される特別法は、法律の定めるところにより、その地方公共団体の住民の投票においてその過半数の同意を得なければ、国会は、これを制定することができない。
明日は我が身だ。いわゆる「ふつうに」反対しなければいけない事態だ。
>>2
まったくm.m.さんの仰せのとおりです。
しかし、5歳児でも分る理屈が、3歳児程度の頭脳しか持ち合わせていない、思考停止の首相と、最高裁のおぼえばかりを気にする「ひらめ裁判官」には」通じないのが悲しい。
それこそ、都政改革本部の調査チームにでも再度、検証をお願いしたい気持ちだ。
高江の強制確保は成田と違って軍事ですからいよいよ戦争が現実になってきたなと恐ろしい思いにかられます。
先日ニコニコ動画でお聞きした田中龍作氏のお話で印象深かったことは全国の機動隊が軍隊よろしく動き情容赦なく振る舞ったことです。何故、このように横暴になったか?私みたいな無頓着な人間でも朝鮮半島の不穏な情勢が背景にあると直感せざるを得ないのです。
北朝鮮は一貫して「一つの国に二つのシステムが存在する連邦制」を韓国に提案してきたのですが、廬武鉉後、韓国の態度が打って変わって厳しくなり、北を吸収する姿勢を一段と強化してきてます。韓米の共同軍事演習は実戦さながらとなっていました。そして、北の核実験で現在半島の緊張は極度の状態にあります。米国としては偽旗作戦は得意中の得意技。一触即発の事態にあると私は思います。
半島で戦争が起これば、アラビア半島で起こるのとは全く次元が違う。即刻、中国、ロシア、米国は半島の一国二システムの連邦制に真面目に取り組むべきだと思います。
東アジアの問題はそのような次元での話なんだから、高江でヘリパッド作るのは軍事的にはナンセンス。俺は強いぞ!と示威したがる悪ガキの苛め以外の何物でもないんです。