世界中が、トランプが今後如何なる政治をするか見極めようとしている。

 トランプの方針がある程度明確化するのは、国務長官、国防長官、財務長官等の人事が決定してからである。今、会談を行っても、実質的対談は出来ない。

かつ、米国国民がトランプに対する不信感が強く、トランプ自身、円滑な政権運営には自己の発言を修正していかざるを得ない。

その中、どうして、安倍首相は急いで、会いに出かけたのか。

  1. 選挙期間中、ヒラリーと会談し、間接的にヒラリー支援をしたこととなった。こうした態度を取った外国指導者はほとんど存在せず、安倍首相は早くこのマイナス面を払拭したかった。

  2. 対米関係改善に動くことは国民が支持。

     ただ、この動きにはいくつかの疑問が残る。

  1. 日本に対し大きい影響を与える国務長官、国防長官が決まっておらず、まして政策も不透明である。

  2. 米国国民の過半数は現在トランプを懐疑的に見ている。