『ゾルゲ事件』(題名未定、編集中)より。
戦争突入は犠牲が多く、本来容易に実施できることではない。反対者が多い。したがって、戦争に行く社会は、必然的に反対者を弾圧する社会で泣けれなならない。第2次大戦前の日本がまさにそれ。

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東條英機は軍歴や戦略に秀でた人物ではなりません。軍内抗争に長けた人物です。

 彼の軍歴を見てみます。

 1922年陸軍大学校の教官

1928年陸軍省整備局動員課長

1934年歩兵第24旅団長(久留米)

1935年関東憲兵隊司令官

1937年関東軍参謀長

こうした経歴をみても、自分達の仲間であるはずの軍人を検挙したり、軍内抗争に深く関与する等の特徴がみられます。近衛追い落としを図ることは彼の軍歴を見れば、決して唐突な出来事ではありません。

東條が台頭するのは関東憲兵隊司令官からです