森友学園に対する土地払い下げは、①払い下げが実質ゼロ円、②安倍首相が間接的に関わっている公算大で、当然安倍政権に影響を与える。しかし、日本の大手メディアはその視点でほとんど報じていない中、ワシントンポストが報じた。
27日付ワシントンポスト紙「In Japan, a scandal over a school threatens to entangle Abe」報道したところサイト「阿修羅」が「古村治彦の政治情報紹介・分析ブログ」掲載の全文和訳を掲載しているので転載する。
**********************************************************
アンナ・フィールド,ワシントン・ポスト、2月27日
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/in-japan-a-scandal-o
コメント
コメントを書く森友学園が寄付を募る、募っている段階で、安倍首相の名前を使わないように、「何度も依頼した」と言うことである。依頼とは、全然知らない人に対する表現でなく、籠池理事長に対して極めて弱い表現であり、理事長に何か弱みがあるのかもしれない。
おかしくないか。一度も会っていない面識のない人が、安倍首相の名前を使って,寄付を要請する行為に対して、会っていなくとも、理事長の思想には共鳴していたということにつながらなければ、寄付に自分の名前を使われることを拒否していたでしょう。寄付に名前を使われることを拒否していないから、名前を使われたのであり、依頼したなどというのは、その場逃れのいいわけでしかない。この辺を、国会で一切追求していないのではないか。依頼したことで、安倍首相に免罪符を与えることはあってはならない。野党も、マスコミも追及することを期待したい。
先日の国会で、安倍首相が「職を賭して答弁しているのだ」としてヤジの抑制を求めていたのは、内心、相当あせっている証拠だろう。
ただ野党の追及が、首相の関与にばかり拘るストレートすぎる質問のため、官僚がボロを出さずにすんでいる。官僚の背任など、からめ手からの追求をしないと、真相にたどり付くのは難しいのではないか。
これ程のスキャンダルでも安倍政権を追い落とせないとしたら、野党議員がどうしようもない「無能」ということだ。
このような政権をのさばらせている一級戦犯は日本の主流メデイアだと私は思っています。安倍政権の恥部については朝日なんかは一面にセンセーショナルには絶対載せない。アリバイ工作のように38ページに小さく扱っている。朝日は広告主の圧力に屈して卑屈になっている。
日本の議員の殆どが金次第のお金大好き人間ですから大義もへったくらもない。積極的投票者も安倍が倒れると株が下がるので困ると考える連中が殆どだからどうにもならん。
要するにこの国の財オリエンテイッドの法人や団体、個人、検事局、裁判所も含めて森友学園化しているわけですから、これはもう盤石の全体主義体制です。
この金権全体主義に楔を打ち込み切り崩すのは反原発統一戦線しかない。バカの一つ覚え見たいに繰り返す私は自らを変とは思うのですが、この一手しかないと繰り返すしかない。
19:00のNHKニュースによると、今日の予算委員会で、安倍首相は、「妻は私人」といって、ブチ切れたようであるが、海外に行く場合など、ファーストレディとして、安倍首相と一緒に出掛け、各国で、安倍首相夫人として、海外各地で、さまざまな催し、施設などを訪問している。私人とは言えず、公人扱いになっているとみるべきではないか。私人とみるのは無理がある。国内でも、私人としてみるのでなく、安倍首相夫人としてみるのは当たり前のことでしょう。都合が悪くなると、私人扱い、あまりにも子供じみている。
安倍首相夫人が「私人」であるはずなど、まったくありえないではありませんか。
安倍氏と一緒に「政府専用機」でアメリカなど海外を飛び回り、ファーストレディとして特別扱いを受けている人が「私人」とは、安倍氏もよく言うなあ。
そもそも、彼女は過去、2度、3度、松友学園の幼稚園を訪問し、そこの教育方針を絶賛する講演を繰り返してきている。
だから、新設予定の小学校の「名誉校長」の称号を送られ、寄付金集めにも協力させられた。皆々、ごくごく自然な流れだ。
官僚たちも「安倍首相夫人」の名前に恐れおののき、小学校新設の認可や用地払い下げに特別の配慮と忖度を繰り返した。これは、戦後内閣史上も、特筆さるべき一大疑獄であり、大スキャンダルである。
アベ内閣の正体、ここに見えたりである。一刻も早く、内閣総辞職されんことを!