安倍政権が変調をきたしている。
「嘘」と「詭弁」で強引に引きまわてきた安倍政権が、「嘘」と「詭弁」、「強引」から撤回を余儀なくされている。
その代表が菅官房長官発言である。「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」等が記載されていた文部科学省内の文書があった。
これに対して、、①五月一七日菅官房長官は「全く怪文書みたい」とした。これを受けて②文部科学省は、五月一九日省内調査で「文書の存在を確認できない」とした。そして、更に、③六月五日菅官房長官は、「文科省において検討した結果、その出どころや入手経緯が明らかにされていない場合は、その存在・内容等の確認の調査を行っていないと承知している」と述べた。つまり、政府は一貫して文書の存在を否定し、再調査を否定してきた。
通常はこれで終わりである。
ところが終わらなかった。
前川前文科省次官が、「文書は本物だ」と述
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菅官房長官は、「怪文書」発言を「撤回」したんでしょうかね?
私は昨日金曜日の参院予算委動画をみましたが、孫崎さん自身が
このブログ記述で要約しているように、
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「当時は出所や入手経路が不明で、信ぴょう性もよく分からなかった。不可解な文書で『怪文書』という話をした」
「現在は複数の文書について出所が明らかになった」
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という内容でした。
「怪文書」発言をした当時には「怪文書」であったことを、
現在から振り返っても取り消してはいないんですよ。しかも、
ある文書を「怪文書」と判断する基準は、現在もまったく取り消していない。
こういうのは通常の意味では撤回とは言わないと思います。
しかも、菅官房長官の示した、ある文書を「怪文書」であると判断する判断基準は、明確で合理的。
「嘘」「詭弁」「強引」の対極にあります。過去、現在だけでなく、
将来的にも通用するものです。
私は今回の国会期間を振り返ってみて、朝日新聞の
言葉があまりにも軽いという感を禁じ得ません。安倍おろしのためなら、
なんでも節操なく利用することを、国民に対して恥ずかしげもなくさらしました。彼らはゾルゲ尾崎事件のころ、国民を戦争に向けて煽った過去と、
まったく変わっていないことを、再確認しました。
「お友達に利権」についても、ここで何度か書きましたが、
円安誘導政策をして、お友達であるトヨタの社長が潤ったら、その政策は悪いのか?
もっというなら、
日中日韓友好をして、お友達である、経団連の会員たちの企業が中国や韓国で儲かったら、その政策は悪いのか?
「お友達」というだけで何か悪いことであるかのように印象操作することの馬鹿馬鹿しさを感じずにはいられません。
しかし、もしも、なにか不正な利益を加計学園の経営者一族に「今後長期にわたって少しずつ与える」ような
ことがあれば、それは確かに大問題で、それを見極め、防ぐにはどうしたらいいのか。問題にするとすれば、
そういう議論こそが国民にとって関心が大きかったことでしょう。しかし、そういう議論を野党はほとんど
しなかったんじゃないでしょうか。
獣医がほんとうに不足しているのか、あらたに大学をつくらないでもなんとかできないのか?こういう議論も
国民は歓迎したことでしょう。しかし、その議論もほとんどなかった。
つまり、政策について具体的建設的に批判する能力が、野党にはほとんどないこともまた、今国会であらためて暴露されました。
私の感じだが、安倍氏にすり寄っている連中、安倍氏に肯定的態度を示す連中は、まず株価でまとまった利益を確保している人間、次に安倍氏支持の立場でいることが最も安全と考えているオポチュニストで殆ど占められ、残余はリベラルに対する嫌悪感(理由は定かでないが生理的なものであろう)を持つ人間、中国人、韓国人、朝鮮人嫌い(理由は定かでないが生理的なものであろう)、そしてカルト信奉者だ。これらの群は大資本主導の保守体制と金銭的支援という観点で親和性を有している。
どこの国でも大半の人間は政治的には無色。安倍氏の財政、金融の大盤振る舞いで上記オポチュニストを中心に超元気だから、無色の国民はムードに流されている。しかし、籠池氏や加計氏に振り回されている権力は安全保障(実はこれは「戦争」の代名詞)を取り扱う能力も無いし資格もない。このままだと自衛隊と米軍のハザマで消えて行くだろう。その時は日本は主権者亡き混沌の国家となろう。今のイラクみたいに。
そうなっては遅い。でたらめな安倍氏とその直近の連中を追いだすことが喫緊の課題ではなかろうか。自民党とか野党とか言っている場合じゃない。安倍氏の失脚こそこの国にとって最も望ましいことだと私は思う。
>>3
確かに撤回したわけではない。ホントは負けているのに負けを認めていない。全く潔さがないですよね。怪文書なんて官房長官の立場で、やたら使うべきではなく危機マネジメントができてない。冷静さを売りにしてる菅さんらしくなく余程焦ったのでは?
>>4
円安誘導は、結果として誘導となったのであって、政策として発表したわけではないですよね。
中国や韓国で企業が儲かったというのは、努力した企業に礼を失しています。逆に日中日韓に限らず外交問題を煽ると企業は収益機会をなくすリスクにさらされる。他国の企業に市場を奪われる。尖閣問題が起きた時(民主党野田政権時)日本の自動車メーカーは、ドイツとアメリカにシェアを奪われています。
確かに政策の具体的な批判は重要で、岩盤規制に穴を空ける事例が加計学園かよと思います。過去、無駄な公民館や体育館をあちこち作っていたのと変わらない。
だからと言って文書の問題をスルーしたら、もっと❓ですね。
> 仮に政府が「文書は存在した。しかし内容は事実ではない」と言った時に、世論が信ずるか。信じない。
「全て文書の内容通りです。嘘ついてました」-世論が信じるのは もはやこれしかないでしょう。
「責任取って辞めます」-それでこそ一応 世論も納得するというもの。
一般国民にとって有害なだけのアベ政治。これまで何度レッドカードを出そうが退場しない こんな暴乱滅裂政治屋たちには永久追放が相応しい。
>>9
>>確かに撤回したわけではない。
それがわかれば、上出来と思います。孫崎さんはわかってないようですし。
>>円安誘導は、結果として誘導となったのであって、政策として発表したわけではないですよね。
アベノミクス(=安倍政権の政策)で円安になるっていうのは、さんざんいわれていたことです。大丈夫ですか?
>>中国や韓国で企業が儲かったというのは、努力した企業に礼を失しています。
加計学園もずっと学部新設を行政に働き掛ける努力をし、仮に大学ができても、その後も努力が必要だとおもいますよ。大学経営をどういうイメージでとらえていらっしゃるのか興味のあるところですね。
だいいち、中国が韓国で企業が儲かったというのが、なんで努力した企業に礼を失することになるのか、意味不明です。
>>過去、無駄な公民館や体育館をあちこち作っていたのと変わらない。
>>だからと言って文書の問題をスルーしたら、もっと❓ですね。
あなたがそういう感想をおもちということは理解しましたが、
まあ結局、私に何一つ有効な反論ができていないこともご理解ください。
ところで妙に人にレッテルを貼りたがる人もいますが、
いったいどういう嗜癖からなんでしょうかねえ。
まあ、何から話をはじめても、結論は同じみたいなので、
落語のマクラみたいなもんですか?
>>11
言語には、表面的に顕わされる内容と、裏面に隠された内容があり、簡単に判断することは慎むべきでしょう。しかし、今回の孫崎さんの判断に、大きな誤りはないと思います。自然体の解釈ではないか。
15日の菅官房長官の記者会見は、見ていました。「文書の出所が明らかになり(怪文書というのは)現在の認識ではない」といっています。「認識」を「撤回」に解釈できるかどうかは、解釈者の主観が大きく作用するが、「怪文書ということは難しい」と認識していることは間違いない。基本的には、撤回しているとみていいのではないか。
>>12
前川氏をろくに調べもせず、人格攻撃した菅官房長官こそレッテル貼りであり印象操作したのでは?