A:事実関係:6.19 産経新聞報道「自民党支持率が東京で急落 迫られる都議選での対小池知事戦略の見直し、でも妙案なし…」からの抜粋
安倍内閣の支持率急落が、23日に東京都議選の告示を控えた自民党に打撃を与えるのは確実だ。
産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)が17、18両日に行った合同世論調査によると、東京の自民党支持率は29.5%に急落。
産経・FNNの世論調査も、学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる文書問題の政府の対応のまずさが影響したことを証明している。政府の説明について、自民党支持層の71.1%が「十分だと思わない」と答えた。都選出の自民党議員は「『怪文書みたいなもの』と言ったのに、文書はあった。菅氏が危機管理に失敗した」と分析する。
自民党の支持率は36.0%で、前回調査(5月13、14両日)と比べ5.6ポイント減にとどまった。ところが、東京での支持率は全国比
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
「自民党へのお灸」とは面白い表現だけど、油断は禁物。
アベノミックスは単なる撒き餌だと私は考える。そこには民生向上の展望が無い。東京オリンピックも勿論撒き餌。カジノもそう。森友学園、加計学園は撒き餌のつもりだったが、逆噴射して安倍一統は慌てた。
安倍一統の本当の政策は唯一つ米国保守が執着する世界征服戦略に日本国全体を組み込むことだと私は睨んでいる。そのことを中国から眺めれば、散々大英帝国から翻弄され侵略されて、息つく間もなく今度は日本軍が押し寄せて来て中国は地獄に落とし込められた。その日本が今度は惨敗した米国に完全恭順し今や世界最強国を誇る米軍を引き連れ中国を挑発し始めた、ということになる。このことが安倍政権の本質であり日本が抱える最大のリスクだ。
撒き餌の一つである東京オリンピックと想定外だった小池百合子ブームが相乗効果を発揮し中国との本格的なデータントに繋がって行けば、安倍政権が必死になってこれまで作って来た戦争関連法案の無効化が実現されよう。
小池、都民ファーストの会の支持は 今後、危ない展開になりそう。
兵頭さんのTwitterは鋭い指摘をしています。
https://twitter.com/hyodo_masatoshi/status/876764482092937216
> 都議選が『自民党におきゅうを据えたい』という選挙になってしまう
「おきゅう」なんて生温いものじゃないでしょう。
だいたい、初めからアベ政治の酷さを皮膚感覚で分かっていたはずの国会議員が言うセリフではない。数知れないアベ暴政を止めるために一体この議員はどれだけ頑張ったんでしょうか。
今頃「いや~、実は私も酷過ぎると思っていたんですよ」など、自分は使えない議員だと白状したも同然。しかし、それも含め ここまで国民の怒りが沸騰するまでデタラメ政治に歯止めをかける負のフィードバックがまるで掛からない現行システムを変えない限り、アベが退場しても問題は根治しない。
文科省から記録が出てきている。しかも何名かが所持しているのに、萩生田副官房長官は、否定し続ける。安倍首相も同じであるが、数をバックにした傲慢を通り越して、独裁者集団化したのではないかと、疑ってしまう。人間性を無視した政治など成り立たないのに、人間的感情、理性を失い、ロボット化した人間になっている。人間として、狂っていることが分からない、社会が悪いのであろうか。本人の問題であろうか。選挙で選択したのであり、特殊な問題でなく、社会の劣化が進んでいるとみるべきでしょう。
孫崎さんは指摘していませんが、都政は、もともと自民党と公明党がかなり好き放題していて、いわば腐臭を放っていますから、そうとうな自民党支持者でも、機会があればなんとかしたいと思っていました。この点からの「『自民党におきゅうを据えたい』には根拠があるとおもいます。
そこに、国政での安倍政権批判・自民党批判とか、政治家としての小池氏に期待するということとかがあいまってのこの数字なのでしょう。ベースの、都政における自公批判がなければ、この数字にはならなかったと思います。
孫崎さんも皆さんも多少興奮なさっているのかも知れませんが、しかし、小池氏は、皆さんの観点からして、ぜんぜん期待できる政治家じゃないとおもいます。自分が総理大臣になれる目があるなら、たとえば、9条改憲で安倍氏と手を握るかもしれませんよ。非常にオポチュニスティックな政治家であることは、今回、「都民の税金を使って築地利権を温存する」も同然の裁定に出たことから再確認されたとおもいます。
ただ、小池氏のおかげで、都議会後の国政がおもしろくなったとおもいます。
少し引いてみれば、要するに「都には「まだ」カネがある」のでしょう。おきていることは単なる利権争いであり、その点では、小池氏の躍進も、文科省と安倍政権との争いとかわりません。ところが安倍政権批判というメガネをかければ、小池氏や文科省が立派にみえてくる人がいるのだから、不思議なもんです。
あまり報じられませんが、兵庫県知事選挙では、外国人生活保護を支給しないという候補者があらわれています。すでに都知事選のときにもこういう候補者はいましたが、カネのない地方では、今後は、こういうホンネの争いがスタンダードになっていくだろうとおもいます。
一点、孫崎さんの
「②官僚を奴隷のように使い、意に反する進言をするものは職を奪い」
にはまったく賛同できないことは強調しておきたいとおもいます。
今回、奴隷のように使われた官僚もいなければ、「意に反する進言を」したから職を奪われた官僚もいません。
前者は視点の違いとも言えますからまだしも、後者については、前川氏は天下り問題の責任をとったのであり、
しかも定年で、退職金をうけとっての退職です(定年延長が認められなかった)。
孫崎さん自身に高級官僚として染みついた思考回路があるんだろうと、思わざるを得ませんでいsた。
>>9
「奴隷のように」の下りは、釜山総領事がマスコミ関係者のタレこみで
解任された件を仰ってるんだと思いますよ。少しの批判も許さないという安倍政権の姿勢と、
プライベートでの発言が、官邸に密告に近い形で伝わるという事の異様さを指しているのでは。
前川氏の件については、現職ではありませんが、大手マスコミを使って
あからさまな口封じと、官房長官の常軌を逸した個人攻撃・印象操作がありましたね。
(不発に終わった、というより、完全に逆効果だったようですが)
>>奴隷のように
高級官僚が、新聞記者と会って仕事の話題を出すのに、プライベートなどありえませんよ。どんだけあなたの考えがずれてるのかとおもいます。失礼な言い方でもうしわけありませんが。定年退職後だってそうです。
さらに、一般論としてですが、高級官僚と新聞記者は事実として利用し合う関係です。この件で詳細は伝えられていませんが、総領事のほうになにか考えがあった可能性すらあります。
また、解任するのも任命するのも、内閣の考え次第でしょう。その判断に批判がありえるのはもちろんですが、
解任自体を「奴隷」と判断するのは、まさに異様ですね。サラリーマン経験だとか、得意先をもった経験だとかが、ないかたですか?
>>前川氏の件
こちらは、「意に反する進言を」したことと、事務次官を退職したこととの間に、因果関係がないことがわかればそれでけっこうです。
厳しく書きましたが、はっきりいって、レベルが低すぎたと思います。
厳しく書いたのはもうひとつ理由があります。
孫崎さんの書き方を強く否定したいからです。
孫崎さんが普段お書きになることは、私の考えと違うことは多いのですが、それでも、そういう考え方があることは理解しています。
しかし、「②官僚を奴隷のように使い、意に反する進言をするものは職を奪い」というとらえ方には、善意あふれる孫崎さんでも、高級官僚的な傲慢な考え方が染みついているのかなあとおもい、まったく理解できないですね。
総領事の解任を批判する考えがあるのは理解するし、前川氏への政府からの攻撃の中には陰湿なものもあるとおもいますよ(以前に、読売への出会い系風俗出入りリークは「悪い」と私は断言しています。ただ、前川氏をかわいそうだとは全然おもわないともかきましたが)。しかし、そのとらえ方として、「②官僚を奴隷のように使い、意に反する進言をするものは職を奪い」というのは、私にとってはありえない。こういう思い上がった考えの官僚が満州事変をおこしたんだろうとすら思います。