今の自民党の問題は、各々の議員が、重要政策について自己の見解を述べられないことにある。それは安倍政権の露骨なアメとムチによる。そして今また、首相批判を行うかとみられた岸田外相が、又、日和見主義的対応に戻った。

 安倍首相の支持率低下に伴い、次の首相候補とみなされる岸田外相が、安倍首相批判とみられる異例の発言を行った。

628日岸田文雄外相は28日、都内の会合で、安倍首相が提案し、党内議論が始まった憲法改正について、「今は憲法9条の改正は考えない」と語った。

74日岸田文雄外相は4日の講演で、安倍首相の看板政策アベノミクスを修正する必要性を強調した。。岸田氏は、4年半のアベノミクスの成果を強調する一方、格差の問題点に言及した。派閥創設者の池田勇人元首相が所得倍増論を進める中で、中小企業や地方対策といった格差是正にも努めた事例を紹介。アベノミクス修正の必要性を指摘した。