A-1:事実関係1
ソウル聯合ニュース「米は対話のハードル下げ北朝鮮は非核化の意志を=文大統領」
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、平昌冬季五輪の閉会式に出席するため来韓した中国の劉延東副首相と青瓦台(大統領府)で会談した席で、米朝対話に関連し「米国は対話のハードルを下げる必要があり、北も非核化の意志を見せなければならない」と述べた。
文大統領は「米朝対話が早期に行われるよう、中国の持続的な協力を願いたい」として、「冬季五輪を機につくられた南北対話の雰囲気を五輪後も続けることが大変重要だと思う」との見解を示した。
劉副首相は「今年に入って生まれた朝鮮半島情勢緩和の動きをうれしく見守っている」として、「米朝対話が行われるよう、中国と韓国で説得していきたい」と応じた。
その上で、「(五輪は)南北関係と朝鮮半島情勢に関し、緊張緩和の契機をもたらしたが、これも世
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コメントを書く文大統領は、「米国は対話のハードルを下げる必要があり、北も非核化の意思を見せなければならない」といっており正論であり、だれも反対する人はいないでしょう。
ただ、これは、核実験、ミサイル発射など軍事的脅威に対する国際社会の制裁と米韓合同演習が北朝鮮を袋小路に追い詰めた結果、南北対話が始まり、米国のと対話を始めようとするものであり、問題の核心からほど遠いといえる。
そもそも、金独裁体制を米国、中国が認めていれば、北朝鮮も軍事開発に血眼になる必要もなかったわけであり、金独裁体制をどのようにしていくかが定まらなければ、南北統一もできないでしょう。対話対話ともっともらしい理屈に惑わされることなく、本質は、金独裁体制をどうするかにかかっているとみるべきでしょう。
米国は戦争屋の独裁国家だから、「核に依る先制攻撃を辞さず」とのニクソン以来の「狂人の理論」を今も尚固く保持し、恫喝している。米国は世界でも唯一の「国際的テロ国家」と言える。違うと言いたい人は是非ジョン・W・ダワーが出した「アメリカ 暴力の世紀」に目を通して貰いたい。この著作は初歩的で分かりやすい。
米国の侵略性は米国の戦争屋の遺伝子にしっかりと組み込まれ、それはアフリカの肉食大型獣のそれをもはるかに凌駕(肉食獣はお腹がすいている時だけしかハントしない)する。そんな怖い米国との約束で北朝鮮が核武装を解除するのは危険極まりないことである。何人もそれを否定することは出来ないだろう。
であるが、一つだけ方法があると私は思う。米・韓・中・露の4か国が北朝鮮の主権侵害を行わないと明記した連帯保証状を北朝鮮に差し入れることではないだろうか。
それでも、米国の戦争屋はいろんな角度(軍、武のプライバタイゼイションが米国に於いて最近著しい。つまり、破壊活動の請負市場が整いつある)から北朝鮮崩壊に向けて国旗を隠して手出しをするだろうけど、それはそれ、半島の平和に向かって一歩前進と言えるのではないだろうか。