週刊新潮が先ず、記事を書いた。そして、新潮社は記事内容を補強する上で音源を出した。
ここまでくれば、当事者は当然辞任する。
しかし、福田次官と財務省は驚く動きに出た。
福田次官は女性記者とのやり取りを否定するコメントを出しただけではなくて「名誉毀損に当たることから、新潮社を提訴すべく、準備を進めている」という。
16日毎日は次の様に報じた。
「<安倍政権>苦肉の財務次官更迭先送り 影響拡大避け
麻生太郎副総理兼財務相は、週刊新潮でセクハラ発言が報じられた福田淳一事務次官をすぐに更迭しない道を選んだ。安倍政権のダメージを抑えるための苦肉の策だが、与党では「問題を長引かせてはいけない」と早期辞任を求める声が広がっている。
また「被害女性に名乗り出ろとは」共産・小池氏が財務省批判(朝日)
財務省は女性記者に名乗り出るように求めている。結局、(女性記者
コメント
コメントを書く事務次官に単独インタビューができる女性記者で、巨乳の人と考えれば、この被害者が誰なのか、福田氏は想像がついているはずだ。しかし、被害者が複数いることと、女性の声が隠されていて特定できないため、名乗り出てほしいのだろう。
だが、犯罪の疑いがある事務次官の行為について、その部下が調査して公正な判断ができるはずはあるまい。その上、被害者が本当にいるのなら、加害者の顧問弁護士に名乗り出ろというのは、あまりにも非常識だ。
新潮社を名誉毀損で訴えるというのも、思い上がりによる恫喝ではないか。
こんな発想の政府が権力を握っている限り、この国に「me too」が盛り上がることはないだろう。
本件、即刻アウトにすれば、麻生氏は一般国民に「悪いのは官僚だ。政治家は悪い官僚に騙されている」という印象を植え付けることが出来るんじゃないかと私はちょと気がかりだった。
ところが、麻生氏がその逆で勝負に出たとは全くの驚き。「麻生氏は地雷を踏んだ」という確信が私の中で日に日に強まって来てる。面白くなった。
財務省記者クラブに女性記者が何人いるのか、ないしは何人いたのか、知らないが、徹底的に黙秘を通してもらいたい。財務省の脅しが早晩単なるコケオドシになるのは間違いない。このケースの場合、望月衣塑子さんみたいに踏ん張る必要もない。潜んでいるだけだ。易行ですぞ。
福田「おっぱい」財務次官、いい度胸でないか。盗人猛々しい を通り越して居直り強盗と化した。報復人事を恐れる側の足元を見ての言い草なのがバレバレだ。
それとも、捕まりたくない犯罪者が敢えて現場近辺で何食わぬ顔して暮らすのと同じ心理か。
歳からいって、バブル時代に青春謳歌した世代特有の驕りかとも思ったが、アベ ヨイショの政官財だけは まさに今も庶民の知らないところで砂上のバブル景気に沸いているのでないか。だからこんな「有能で何も仕事をしない者が一番いいんだ」(「さらば外務省!」)を地で行く輩が後を絶たないのだろう。
いずれにしてもカスだ。こんなのをトップに戴いている財務省職員の方々、何とも思わないのか。事は国民にとってどうでもいい、何処かの民間企業で起きた問題でない。本来、組織を挙げてこのカスを次官の座から引き摺り下ろさねばウソだろう。それとも、財務省も上だけでなく下まで腐り切っているのか。
人間関係のつながり、連帯意識が薄れ、上下関係の信頼関係が薄れ、仕事に対する取り組み意識も与えられた範囲の仕事に限定し、仕事と仕事の隙間を調整する人がいなくなり、仕事の能力では男性が女性に対抗できなくなり、仕事に対する重要性も無視され、要領の良いものが勝ち上がっていく社会、さまざまなひずみが噴き出している。
バーでの会話のようであり、パジャマ姿で客席に出るような話も会話の中に出ている。会話の主が、女性記者とすると、バーを兼業しているようにも思える。思わせぶりな記事と会話音声だけでは推測しかできない。次号は19日というから、次号を見なければ何が何やら、全く分からなくなっている。少なくとも女性が人権侵害を訴えているようには思えない。
事務次官のような立場でなくても、会社の仲間たちと居酒屋などに出かけ、上司の悪口などしゃべると、上司に筒抜けになるということは、昔から見られる現象である。昔より、会社などの仲間意識も希薄になっている現在、皆が敵という意識が欠かせなくなっているのでしょう。生活パターンを変えていかざるを得ないのでしょう。今回のことが、仲間でなく、飲み屋が密告するなどが起きては、なんともわびしい風景である。