「船田はじめオフィシャル」「憲法協調派外れる」より
10月24日からいよいよ臨時国会が始まる。相次いだ災害の復旧費用や、人手不足を解消するための外国人在留資格の追加などが議論されるが、憲法改正のための話し合いも憲法審査会を中心に展開される予定である。
ところが自民党の筆頭幹事であった、中谷元氏と次席の私の名前は名簿から削除されてしまった。中谷氏は先の総裁選で石破候補に投票したこと、私は以前から安倍総理の憲法改正に関しての前のめりのご発言に懸念を示し、総裁選で白票を投じたことがその理由と言われている。
さらに二人はかつて野党との話し合
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強硬派がいよいよ表面に出て来ましたか。
ロシアでもボルシェビキの徹底強硬分子が革命を起こし、米国でも1970年代からネオコンと呼ばれる嫌ロシア分子が権力を引っ張ってあちらこちらで戦争を行って来た。ボルシェビキもネオコンも民主主義の敵なんです。恐らく、日本の強硬派もネオコン、ボルシェビキに通じる激しい性向があるに違いない。彼らは恐らく平和主義者の弾圧を局面打開の為に始めるでしょう。その時、日本人は試される。強硬派を受け入れるか、反対するか?朝鮮人も中国人もそこに注目しています。
韓国も中国も米国もここに至って平和に向かって歩み始めているのです。その辺の空気はいくら鈍感な日本人にも分かってきているんじゃないでしょうか。日本の平和主義者の弾圧が強硬派によって行われれば、日本株は暴落するだろうし、日本の世界に於ける孤立化は避けられない、ことくらいは一般の日本人には分かる筈です。マレーシャのマハテイールさんみたいな感性が、彼に指摘されるまでもなく、日本人にしっかり根ついているいると私は楽観しているのです。
憲法問題は、改正賛成と反対両派の間に、協調派があり、その先頭に立っているとの自負が船田氏にあるのでしょう。
協調派というのがよくわからない。改正賛成であるが丁寧に審議していきたいと人たちと、改正反対であるが丁寧に審議には応じていきたいという二つの流れが考えられるからである。
協調派というといかにも素晴らしい調整能力を発揮して方向性を決められるかというと、賛成の方向にもっていこうとするか、反対の方向にもっていこうかという大きな差は、どこかの時点で、当然改正賛成、改正反対に集約されるのである。
このような論理的見方が船田氏にわからないはずがない。極めて明確に、改正をやる意欲がないから外されたとみるべきでしょう。もっともらしい理屈を言っているが、その理屈を乗り越える方策を考えていくのが、船田氏の任務ではなかったか。