A:事実関係
ロシア外務省が声明「北方領土の露主権認めよ」
ロシア外務省は11日、モスクワで14日に開かれる日露外相会談に先立ち、声明を発表した。日露平和条約交渉に関し「南クリル諸島(北方領土)のロシアの主権を含め、第2次大戦の結果を日本が完全に認めることが問題解決の主要な条件になる」と主張し、改めて日本をけん制した。
外相会談では「双方の立場を示し、意見を交換することになる」との見通しも示した。旧ソ連が日本のポツダム宣言受諾後に不法占拠した北方領土に関し、ロシア側は会談で原則的な立場を示すとみられる。
また、声明では、日本が導入する予定の地上配備型迎撃システム「イージスアショア」を念頭に、「米国による世界的なミサイル防衛システムのアジア太平洋地域への配備についても、我々の見解を示す」と言及した。ロシア側の懸念を外相会談で伝える意向を示唆したものだ。
B:評価
コメント
コメントを書く安倍首相のロシアとの外交交渉を見ていると、どうしても民主党時代の愚かな鳩山首相を思い出さずにはおれない。
当時、鳩山首相は、普天間からの移設について、国民にどのように約束したか。海外に移転する、最悪の場合、沖縄普天間以外の国内に移転するといった。米国のオバマ大統領に何と言ったか。トラスト、ミーである。
安倍首相は、4島返還最低でも2島返還といっている。トランプ大統領との信頼関係の中での約束事なのか。米国軍産複合体の了解はどうなっているか。日本国内はまとめられるとしても、日米安全保障の問題があり、ロシア要求通り、2島に米軍基地を作らせないことを押し通せるかどうか。
鳩山氏同様に、ご自分で、自縄自縛の状態に追い込んでおり、結果が出せない場合は、鳩山氏同様に自民党内の権力を全面的に失っていくのでしょう。鳩山氏失敗の教訓を生かせるかどうか。極めて疑問です。
吉田元首相が、国後・択捉を「南千島」と言ったのは、国内向けの発言に過ぎず、国際的に通用するとは思えない。
4党一括変換というのは、日ソの接近を嫌った米国のダレス国務長官が考えた、絶対に実現するはずのない条件だった。
もしも、歯舞と色丹が返還されるとしたら、安倍首相が在任中における最大の功績と評価されるだろう。
現実的には、二島返還しかありえないのでしょう。それでも仕方ないんじゃありませんか。
日本人の殆どは、メデイア等の法人も包含して、基本的な知識に極端に弱い。自民党系の人々にその傾向が顕著。
日本の領土が米国の世界支配戦略の為の最前線として提供されている限り、例え、ウラジミルとファーストネイムで呼ぶような間柄にねっても、「譲歩」を求めても、何も進まないということを自覚すべきだ。
日本の代議士諸君はエリートなんだから、正しい世界の歴史を知るべきなんだけど、残念ながら、無知蒙昧そのもの。自動車免許で申し訳ないが、後期高齢者はテストを受けて、合格しねければ、運転できない。代議士諸君は孫崎先生のテストを受けて合格して始めて国会に登壇することが出来るようにせねば、この国は本当にカオスになりますよ。
一つ言い忘れていた。代議士諸君だけでなく、日本国外務省の諸君も再試験を受けるべきだ。
>>7
いろいろ散弾銃が飛ぶようで目が回ります。ただ肝になる部分と思われる「ソ連には対日条約を破って領土を奪ったので、その主張は正当ではない」といったあなたの趣旨に絞ってコメントしたい。
時の外務大臣松岡洋右はヒトラーと三国軍事同盟を結んだ後、モスクワに飛び、日ソ不可侵条約を結んでいる。松岡洋右はもしヒットラーがソ連をやっつけそうになったら、すかさず、ソ連に攻め込み領土を奪えば良いと言っている訳です。当時は、狸とキツネの化かし合い。あなたが意外に処女みたいに初心だとは思わなかった。驚きですな。
そんな不義は当時だけだと、思っていたら、米国は今も平気で条約を破棄したりしています。
若い人に言いたい。未来志向で行こう。北方領土、竹島、尖閣、そんなちっぽ気な島、思い切って放棄しましょうや。いつまでも、米国の顔色窺っている場合じゃないと思うんですが。
>>8
おかしなことを言う人だ。だまっていれば言いたいことを言うようなので、一言言わなければならない。
「北方領土、竹島、尖閣、そんなちっぽけな島、思い切って放棄しましょうや」
どこの国の人か知らないが、日本は小さな島が集まって日本が成り立っている。そこに人間が住まわなくとも、漁業の重要な海域である場合もあるし、中国のように岩礁などを軍事施設を置けるように造成していき、隣国の脅威に発展している事例があるときに、日本に放棄しろという前に、中国のような大きな国は日本のちっぽけな島に拘泥せず,放棄してもいいのではないかと、何故言えないのか。
ロシア外務省のザハロワ情報局長は、14日にモスクワで行われる日ロ外相会談の直前に日本側が会談後の共同記者会見を開くことを拒否したと明らかにし「不可解で矛盾している」と批判した。日本側は今回は交渉であり会談ではなく前例がないなどと言っているが、恐らく河野外相は共同記者会見でロシア側発表との矛盾を突かれ立ち往生するからだろう。会談後そそくさと帰国し前回の記者会見での「次の質問どうぞ」ではないが、「詳細は言えない」等とごまかし、来る安倍ープーチン首脳会談に繋げるのだろう。記者会見で正々堂々と日本側の主張を展開すれば、その時点で安倍ープーチン首脳会談そのものが破たんする。
安倍首相は北朝鮮との交渉についてよく「会談の為の会談は意味がない」などと言っている。だが、日ロ交渉を見る限りプーチンとの「会談の為の会談」を延々と続けている様にしか見えない。任期中に戦後の総決算を目指す安倍首相はどの様な結論を出すつもりなのか。ロシア側の領土主権を受け入れ第2次大戦の結果を認めて、平和条約を目指すのか、結論を出せずに今後もだらだらと交渉と称して何時までも首脳会談を続け、政権延命の具として国民に淡い期待を抱かせだまし続けるつもりか。メディアは「外交の安倍」と称しているが、今まで拉致問題を含めどの様な成果があったか、それでも国民はこれからも結果を出せない「外交の安倍」を支持し続けるのだろうか。