記事概要「米中戦争の次は日韓戦争か? 拙速な強硬策は禁物だ」(湯之上 隆:技術経営コンサルタント、微細加工研究所所長)

629日に行われた米中首脳会談により、米国は3000億ドルの追加関税「第4弾」を先送りし、中国ファーウェイへの米国製品の販売も認める方向になったという(日本経済新聞、630日)。(昨年の年商は1000億ドルとの報道あり)

・今度は日韓貿易戦争が勃発しそう。日本政府は71日、韓国への半導体材料3品目の輸出管理を74日から厳格化すると発表(ブルームバーグ、71日)。

 上記3品目とは、有機ELに使うフッ化ポリイミド、半導体の製造に用いるフォトレジストとフッ化水素。

 レジストは、信越化学工業、JSR、富士フイルム、東京応化工業などの日本企業が世界シェア95%以上を独占。また、フッ化水素は、ステラケミファ、森田化学工業、ダイキン工業などの日本企業が90%を超える世界