家の光5月号、「情報を読み解くヒント」に掲載インタビュー
現在の日本では「ほんとうだ」と思われていることには実は事実と異なることもある。
TPPに入らなくとも日本は世界で孤立しません」
 残念ながら現在の日本では、大事な政策であればあるほど、国民を誤った方向に誘導するような情報がマスコミによって意図的に流されていることがあります。こんなことをいうと、「陰謀論」だといわれてしまいそうですが、まずみなさんが反対運動をしているTPP(環太平洋連携協定)を例に考えてみましょう。
 大手テレビや新聞でTPPに関する報道を、おかしいと感じたことはありませんか。TPPは食の安全、金融など日常生活すべてにかかわる協定です。しかしなぜか、農業への影響ばかりが伝えられています。
 農業以外では、特に医療への影響が大きいでしょう。TPPには、企業が「期待していた利益」を出せなかった場合、進出先の国家を訴えることができ