A-1日経新聞「8月の景気指数、4カ月ぶり「悪化」に 増税前に停滞」

内閣府が7日発表した8月の景気動向指数(CI2015=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月より0.4ポイント低下して99.3。海外経済の減速で生産が鈍り、指数を押し下げ。指数の推移から機械的に決まる景気の基調判断は4カ月ぶりに「悪化」。10月の消費増税を前にした国内景気の停滞感が改めて浮き彫り。

一致指数は生産や消費などにかかわる9項目の統計から算出する。この指数の動きを所定の基準に照らして「改善」「足踏み」などの基調判断を機械的に示す。「悪化」は大きく5段階のうち最も下の区分。

8月は公表済みの7項目のうち、鉱工業生産や卸売業販売額など4項目が指数のマイナスに寄与。

米中貿易戦争の影響で年明け以降に生産が急減し、一致指数による判断は34月に2カ月連続で「悪化」。5月以降は好調な新車販売などが寄与し、悪化より