A-2 事実関係1「イラク米軍基地にミサイル攻撃 イラン革命防衛隊が攻撃発表」(産経)
FOXニュースなど複数の米メディアは7日、米軍高官の話として、米軍が駐留するイラク西部のアサド空軍基地が数十発のミサイルによって攻撃されたと伝えた。死傷者の有無や被害の程度は不明。
ニュースサイト「アクシオス」がイラン国営テレビの報道として伝えたところによると、イラン革命防衛隊が攻撃を実行したと発表した。イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が米軍の無人機攻撃で殺害された後、イランが報復攻撃を実施するのは初めて。トランプ大統領はイランが報復攻撃に出た場合は「重大な結果を招くだろう」と警告しており、両国間の報復合戦がエスカレートする恐れがある。
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ソレイマニ司令官の葬儀が終わると同時の報復攻撃である。
米国は覚悟していた攻撃である。問題は、イラン防衛隊(国軍)からの発射であり、異例と報道している。
異例ではなく、米国のシリアとイラクのシーア派武装勢力への空爆によって外地のイラン軍事施設がかなり大きな痛手をこうむっているのではないか。
あるいは、イラン側が、米国にイランを攻撃させて、国際社会の米国批判を高めようとする高等手段かもしれない。
米国は、イラクからの退避を米国人に徹底しており、人的被害が出なければ、次のイランの出方を見るということになるのではないか。米国の報道機関は人的被害がないと報道している。イランの抑制的報復攻撃とみるべきでしょう。
イランがミサイルを使ったのは重要な意味がある。もう既にイランにはミサイル戦略が完備していると言うことだろう。
核で無くても通常の破壊物質でイスラエルの町を粉砕できると誇示しているのだろう。53か所のペルシャ重要拠点攻撃をトランプがやれば、直接イスラエルにミサイルをぶち込むということだろう。それ以外に無い。
>>2
追加のコメント:ベトナム、アフガン、イラクの戦争は米国の本土から遠いところで且つ無能力の国に対して侵略した。今回はイスラエルという自国に準じる国がヒスボラのおもちゃみたいなミサイルでなく命中率の高い高性能のミサイルで壊滅されることも覚悟する戦争だから、米国の戦争屋は踏み切るかな。踏み切らないだろうな。
トランプは馬鹿だからバカ言ってるが果してどうなる。自国(イスラエル)がやられるかもしれない初めての戦争をやるのかやらないのか、重大な局面を迎えたのが米国だろう。
>>3
もう一つ。
日本の中国への侵略は孫崎先生がご指摘の中国のナショナリズムを刺激した。従って、局面が転がるように悪化して日本は立ち往生し、敗北に追い込まれている。
それと似たようにトランプはイランのシーア、イラクのシーアのジハードを刺激した。トランプが馬鹿だと言う理由はそこにある。
「数十発」は誤りで、「十数発」(実際は13発と言われている)が正しい。
一部の報道は、使用されたミサイルはできるだけ被害を小さくするように正確に照準されていたと報じている。
イラン政府がイラン国民の興奮を鎮めるために行った攻撃であり、イラン政府は米国とまともにぶつかる意図は無いことが明らかである。欧米との付き合いが長い、人類文明発祥の地に近い国の持つ知恵であろう。
そこには、石油で締め付けられ、中国から退去せよと米国に迫られただけで、まともに戦争を仕掛けた日本国とはレベルの違うしたたかさがうかがわれる。
日米戦争は純情な田舎娘のような日本と、それを全く見下していた米国という不幸な組み合わせから始まったものである。