領土問題は、過去の国際約束を基礎にせざるを得ない。北方領土の場合、次の4つが重要。

・ポツダム宣言、1945年8月15日これを受け入れて終戦へ。

「日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ」

・サンフランシスコ講和条約

 第二条「(c) 日本国は、千島列島の権利、権原及び請求権を放棄する。

 吉田首相は、国後、択捉は南千島と演説する。

・ヤルタ協定(1945年2月) 米英ソ連間の協定

三、千島列島ハ「ソヴィエト」連邦ニ引渡サルヘシ

・国連憲章:第107

この憲章のいかなる規定も、第二次世界大戦中にこの憲章の署名国の敵であった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない。

・日ソ共同宣言(1956年)

「ソヴィエト社会主義共和国連邦は、日本国の要望にこたえかつ日本国の利