原発設置の許可において。極めて重要なのは設置場所の、耐震設計の目安となる揺れ(基準地震動)の評価。この基準値に耐える設計でなければ、地震時、原発に故障が出て、大被害を出す可能性がある。ここで、どの様な基準を出すかが極めて重要である。この数字が「基準地震動」と呼ばれる。従来より、関西電力が大飯原発3、4号機(福井県おおい町)に関して提示している基準は低すぎるとの論議がなされてきている。
(下記数字については要チェック)
地震とガル(ガル(Gal)とは加速度の単位であり、地震の揺れによる加速度を表す単位としても用いる。)
・2016年熊本地震の本震は、震度7を観測、熊本県益城町で最大加速度1,580ガル
・新潟県中越地震 1,722ガル・
これに対して、大飯原発:最大加速度が 856 ガル。断層がある地域は想定ガルが高くなる。歴史的にこの地域は福井大地震があり、地震とは無縁でない。大飯原発に関しては
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【基準値振動に、品質管理の概念「許容度バラツキ」の概念を取り入れろ】ということであろうか。
社会一般で言うと、製品などに数値が表記されていると、限度数字と理解する。会社が品質管理の概念通り数字に対して許容度「バラツキ概念」を考えて信頼性確保に努めているかどうか。見方によっては社会的影響が大きい。
建築物の設計などあらゆる製品が影響を受けるものではないか。問題提起としては理解できるが、この「バラツキ概念」を適用すると社会的混乱が起きるのではないか。
>>追記 朝日の報道によると
規制委の判断は何だったのか
東京電力福島事故を受けて生まれた規制委は、自然災害で「想定外」を繰り返さないことは至上命題。基準値振動を関電が申請した700ガルから約1.2倍の856ガルに引き上げ新基準を満たすと認めた。
専門家規制委の判断が間違っていると裁判官が判断したことになる。
トランプは米国のDEEP STATEを批判した。DEEP STATEに最も近似する共和党の代表がDEEP STATEを批判した。米国社会は今混乱の極にある。
じゃ、日本にDEEP STATEはあるの?この疑問を私は今抱えているのです。そして徐々にその解答が得られつつあるのです。端的に言って、原子力発電所と在日米軍基地の周辺に群がる集団ではなかろうか。
最近になってますます思いが深くなってきていることは日本列島の安全保障を考えた場合、脱核、脱米軍基地を欠かせないことです。
脱核で大阪地裁の森裁判長の判決が出た。天晴!ですね。1959年3月30日、伊達裁判長が脱米軍基地で天晴な判決を出していたのです。あの時は私は無知蒙昧。なにしろ米国かぶれだった。日本列島全体が米国に吸収されても構わんと思う非愛国者だった。
今は私は違う。中国と米国を止揚する国家を列島に造ることを考える老年です。
>>1
このばらつき概念の適用は原子力発電所に限っての判決ですよ。論点をずらさないで頂戴な。