1:横浜市長選挙の意義
(1)菅首相の地位との関係
・横浜市長選挙は22日実施される。
・この選挙は横浜市の市長に誰がなるか以上の問題を持っている。一つは菅首相が支援し、自民党推薦の小此木氏が敗れれば菅首相で衆議院選挙が戦えるのかの疑念が一段と強まる事、今一つはカジノ誘致への影響である。
まず、菅首相との関係を見てみたい。
菅首相の政治人生で、小此木家とは切り離せない。「1975年、政治家を志し衆議院議員小此木彦三郎の秘書となる。以後11年にわたり秘書を務めた。1983年、小此木の通商産業大臣就任に伴い大臣秘書官を務める。1987年、横浜市会議員選挙に出馬し、初当選」(ウィキペディア)。
小此木氏は昨年9月の総裁選で首相の選対本部長となっている。
今回自民党では、一部に現市長をおす人々がいるので自主投票としたが菅首相は小此木氏支持方針を明確に打ち出している。
「小此木さんの政治活動を全面的かつ全力
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小此木氏は言うに及ばずだが-
横浜市長選、山中候補の説明責任「無視」の立憲民主党に、安倍・菅政権を批判する資格があるのか(「郷原信郎が斬る」2021/8/10)
https://nobuogohara.com/
ここに記されている“山中氏が「市長にしてはならない人物」と確信する根拠”等からも、野党のこの「人選」には首を傾げざるを得まい。
ブッシュ路線との決別を託されたオバマだったが、フタを開ければ とんだ食わせ者だった━この市長選もそうなるのでないか。
「横浜市の大切な使命は何か」という点での支店の違いが、選挙における選択の分かれ道になるのでしょう。
横浜は東京に近接する日本第二の都市であり、東京に人を供給したり、主要企業を抱え、次の時代に備えなければならない。
山中氏は、どちらかというと市民側に立ち、市民の要求に応えようとしている。市民生活に直結する政策が多い。
小此木氏は、脱炭素社会に対する企業との連携、新産業創出、雇用創出というように収入を増やす方向に視点が向いている。
家庭内でも、支出を増やして豊かな生活をしようとすれば、収入を増やさなければ困難である。
横浜市民にとっても、神奈川県市民にとっても、日本にとっても重要な選挙である。目先か、将来か、非常に興味深い。
私の趣味は米国と英国の政治をウオッチすることなんです。
両国とも政治家はビジネスマンです。マネマネマネ。金の亡者。
目を日本に転じると英米に劣らずマネマネマネ。
こんなことでは非同盟、中立、ウインウインの選挙しない国に倫理、公正で太刀打ちどころか、相手にもされない。武備に至っては赤子と大人。ま、その方が平和維持には良い。