孫崎享のつぶやき
読み人知らず、論評「■今、民主主義が求められているのか?■米国式民主主義こそ専制主義■世界の混迷、その根因はどこにあるか■求められる自国第一、国民第一の政治「自国第一」「国民第一」を勝ち取るところにこそ「新冷戦」からの脱却もあるのでないか」
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コメント
コメントを書く>>5
同意します。
>>4
私はなしさんのコメントから多くを学んでいます。ありがとうございます。
>>4
10年前は「民主主義」の悪口を言うなんてのは日本でわたしひとりかな、➡すごいですね
私は田中宇さんのメルマガ読者に7年前に読み始めて日本の左翼、リベラルは勉強不足の主張に同感を覚えました。
孫崎さんのメルマガ読者は3年前、最初は外務省出資リベラルという感じでしたが、1年前ウクライナ問題での正確な主張
から見方が変わりました。まあウクライナ問題はリトマス試験紙のようなものです。
激動の時代、どれだけ勉強している人か分かります。
>>6
同様に私も見てます。米国のファンドマネジャーであるジェイムス・リカードという男は「ウオール街から派遣されるFEDの総裁たちは勉強不足でバカに近い」と診断してます。彼によると金融市場は原子力発電所と同じく複雑系のシステムで、原子力発電所に於いては核分裂の連鎖反応をコントロールしてメルトダウンを避けるためにコントロール棒を上下運動させきめ細かく安全運転に精出しているように、原発装置と同様の複雑系である金融市場では、核物質の動きに似て、強欲に基づく売買、空売買、デリバテイブ、スワップが複雑に交差する複雑系であるのに、総裁たちはそのことを知ることなく、シカゴやハーバードの間違った経済学を信奉して量的緩和一つ覚えで対応するだけで他に何もしない。従って、彼は明日にも雪崩、津波が起こっても可笑しく無いと総裁たちを叱ってます。米国人にしては珍しく世界の次のリーダーは中国だと明言してます。
日本の経済学も米国同様腐ってます。もし、それを批判するような人間は日銀への就職は出来ませんけど。因果なことです。
いまさかんに中国が民主主義でないと批判されているけれど、
中共独裁はとてもうまくやっているので批判するのは
あたらない。
もしもいま中国で民主主義選挙が行われれば、共産党は米国や
とりわけ日本に対して弱腰すぎるという政党が支持を集めて
選挙運動は日本へ強烈な圧力をかけろ、日本に勝手な主張を
させるな。
わが党ならいますぐ尖閣を取り戻すと主張する政党が圧勝する
のは空想次元のはなしではないと、その時に中共の冷静さを
懐かしがっても遅いと書いたが。
中国が民主化すれば巨大な台湾になるとありえない妄想する人たちには
何を言っても届かないとわかった。
ロシア連邦はウクライナなどというチンピラ国家よりも
はるかに民主主義国の要件を見たとているが、
なぜか米国に逆らう国は専制主義やら権威主義やらの
レッテルを貼られる。
シンガポールや日本は選挙は、実際は民主主義の体裁づくりに
使われるだけ一党独裁国家。
それでも米国の子分なら民主主義国家。
そんなバカな話があるかね。
お馴染みの「読み人知らず」氏。まだ検索にかからないが、それはどうでもいい。
> 米国は、今、「新冷戦」により世界を「民主主義VS専制主義」に分断し、中ロなど「専制主義」陣営を孤立させようと躍起になっている
「民主主義VS専制主義」も、米国(DS)が「問答無用」の武力侵攻をやる際の体のいい口実でしかない「人道的介入」と同じ響きだ。つまり、大衆を騙すための方便に過ぎない。「民衆が自由&平等でいられる社会」を守るのが米国(DS)であるかのように錯覚させているだけだ。
先日ご紹介のライナー・マウスフェルト教授に倣えば、現代米欧の民主主義と「古代のアテネで実現されていた本来の意味での民主主義」は水と油だ。今日の民主主義=「エリート支配と財産秩序を守る」ためのシステムでしかない。そうして-
> 米国の政治がウォール街の一握りの富者の、富者による、富者のための政治、「1%のための政治」と言われるのは、完全に的を射ていると思う。
と相成る。加えて、係るエリート達の「この世の春を謳歌する」現状にヒビを入れかねないのが中ロということだ。だから到頭「邪悪な中ロを潰せ!」に至ったのである。
> その「民主主義」が今求められていると強弁すること自体無理があるのではないか。
「”エリート支配と財産秩序を守る”主義が今求められている」━真っ当な者には とっくにバレバレの、DSのこの本音を尚も素っ惚け、底辺脳人種を騙くらかす確信犯ということだ。
> 社会保障が根付かない...また...グローバリズムや新自由主義が米国から生まれた
DSは「”エリート支配と財産秩序を守る”主義」に固執し、これを世界規模に拡大してきたということだろう。
> こうした米国専制政治の圧力を打ち破る力はどこにあるのか。それは、国民にしかないと思う...広範な国民が一つになって、この対中対決の代理戦争への誘いに反対して立ち上がった時、それは、米国の圧力を持ってしても押さえることはできない。
その通りとは思う。N.チョムスキー教授も大衆の結束こそが力だと語っていた。だからこそDSは あれこれ分断に躍起になるのだ。だが、一つになって立上がった広範な(日本)国民を押さえ付けるのを、米国が諦めるまでには犠牲者も出る。お縄になる者も出る。それで「高く付くから、立上がるのはゴメンだ」となってしまうのが日本人である。フランス人とは違う。
> 国民が一つになって闘っていく上で...皆が心を一つにし、正しい方向に闘い進んでいけるスローガンがあってこそ、米国のいかなる圧力にも屈することなく、闘いを勝利へと推し進めていける。
実際問題として、広範な国民も単なる「烏合の衆」では無力のままであり、敵を倒す力となるには、ベクトルの向きを揃えざるを得ない。スローガンが必要なのも それ故でないか。
かつて、故・白川勝彦氏のブログに「一利を興すは、一害を除くに若かず」があった。その伝で民主党政権発足時は「事務次官ポスト廃止」を期待するも、ムダだった。係るスローガンも何某か「一害」に照準を定めるべきでないか。
ハンコウ リン2氏TWTR:「ビル・ゲイツを逮捕せよ!」と叫ぶ人々に追われ、ロンドンで深刻なトラブルに巻き込まれたビル・ゲイツ。グローバル コーポレート ガバナンスがますます露出...
https://twitter.com/mitsuemon666/status/1624549333378158592
>米国式民主主義こそ専制主義
こうした見解は、システムとしての民主主義の内実を問う問題意識と考える。もっとも、最近のアメリカでは不正選挙「システム」の問題が指摘されているくらいだから、制度としての民主主義の信頼も揺らいでいる。
とはいえ、民主主義の問題とは、不正選挙の問題を横に置くなら、大衆民主主義状況下の支配被支配関係の問題だと考えている。
社会契約として民主主義を機能させるためには、どうしても一定の強制力は不可欠だろう。権力による社会契約の強制としての支配と服従、それこそが民主主義の一側面であろう。そして、その権力の正当性を担保するものが、有権者による投票である。
しかし、現実はそのような積極的な選択や意思表示としての投票という理想形になってはいない。国政選挙ですら、傾向として投票率は下がり続けている。地方選挙では無投票当選も増えている。
こうした傾向は、私から見るなら、支配される、服従することへの抵抗感の欠如だと考えている。それを別の表現で言うなら、権力者に対する消極的、或いは積極的な「信頼」が高い、ということではないか?
それはコロナ茶番に対する疑念の欠如にも現れていたし、最近ではロシアウクライナ戦争における一方的なロシア悪玉論にも見られた。ロシア悪玉論はアメリカ帝国等による武器供与正当化論となり、それ故に戦争継続正当化論に堕している、という意味で真に罪深い思考様式なのであるが、そのことに、こういう論者は思い至らない。
直近では、中国による気球「偵察」機に対する米軍機による撃墜事件。こんなもの、私はニュースを見た瞬間に、あり得ない、と感じたが、どうも世間は「中国けしからん」となっているようである。しかし、ちょっと考えれば、アカラサマに目立つ物体で「偵察」するなど、ありえない話。偵察衛星だのドローンだの全盛の時代にワザワザ気球などという目立つもの使うものか?という直感であった。
こういうメディアによる一方的決めつけ、プロパガンダは今に始まったことではないが、対立を煽る一方的見方が「大本営発表」となったら、事は笑い話では済まない。
対立を戦争に発展させないためには、戦争を正当化する「民主主義」の欺瞞や、対立を煽る主流権威筋メディアへの疑い、というような形で、「疑う」という姿勢は大事だと考えている。別の言い方をするなら、メディアを含む権力を簡単に信じない、ということだ。
話は変わって、民主主義の一形態といえば、デモ行進。直接民主主義の行使とも言われる。しかし、どんな主張も結局は何を主張するかが一番大事。
その観点から違和感を禁じえない集会、デモの案内を受け取った。
「さようなら原発1000万人アクション」の主催により、この2月24日に「ロシアのウクライナ侵攻から1年 ウクライナに平和を! 2・24日比谷野音集会&デモ」を行うという。私はかつてこの枠の集会、デモには何度も参加してきたが、今回は行く気はしない。
何故ならスローガンには「ロシアは即時 、撤退せよ !
原発に手を出すな!核使用恫喝許さない!すべての戦争と戦争準備に反対!」しかない。違和感。
え?アメリカ帝国等の武器供与に反対しないの?というのが率直な印象だ。
もっと言えば、ロシアの即時撤退はありえないだろう。
西側の武器供与が戦争長期化の根本要因なのだから、そこを無視して外交交渉も停戦和平もありえない。「すべての戦争と戦争準備に反対!」と言いながら、何故にアメリカ帝国等の武器供与に反対しないのか?論理矛盾しているとは考えないのか?
アメリカ帝国や西側の論理に乗っかったデモ行進をしても、停戦和平を求めるのか、戦争継続(ロシア弱体化)を求めているのか、全く趣旨が分からない。
結局、こういう意味不明ぶりも、真の民主主義というものがあるなら、ニセ民主主義の陥穽という気がするのである。
詠み人知らずとありますが、極めて当たり前のことを言っている。
「領土を守り国民を守る」を言い換えれば、「自国第一」「国民第一」となる。
素晴らしいことではありませんか。