![孫崎享のつぶやき](https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/blog_thumbnail/ch1332.jpg?1601523732)
沖縄だから出る書評。前泊博盛著・書評『同盟は家臣ではない』(孫崎享著) 「米国が日本を守る」は幻想、「核の傘はないー。安保外交のプロが重要機密情報を惜し気もなく開示・解説し、国民に真の「主権者への覚醒を促す。その意味で政府にとっては“危険”な啓蒙の書であろう。
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コメント
コメントを書く>>3
敗戦国だから米に卑屈になることは無い。正々堂々と平和を米に説くことに何が悪かろう?
>>5
マクロンの発言はインパクトがあった、ということですよ。それ以上になんだかんだ注釈したい気持ちは分かるけど、ナンセンスと言えましょう。この発言に勢いを得てEUのナチズムが力を失うのは時間の問題です。
戦勝国だからそういう風に言えると言う人がいますが、あなたも含め、日本人の老若男女はいつの間にかメデイアによってそう刷り込まれているということです。卑屈で嫌ですね。
戦後ずっと生きて来るとその刷り込み作業に菅政権あたりから米が本格的に力を入れ出し、ここに至って成功して来たと言うことがよく分かります。
>>7
中露にも?
露には鈴木宗男さんが私の同志格です。知りませんでした?
中国は私にとっては実に頼もしい国ですよ。米国の非を堂々と唱える。何の文句が付けられましょう。
>>6
第二次大戦はソ連の勝利でした。ナチスを木っ端みじんに殲滅したのはスターリンです。太平洋戦争は米にとっては余技。原子爆弾を落とすためにわざわざ3年も遅らせたのです。米海軍提督ニミッツとマッカーサーが激論を戦わしマッカーサーが勝ちフィリッピン沖縄でわざわざ転戦し時間を稼ぎアトミックボムが出来たところでピカドン。そのすぐ後で日本の無条件降伏。米の計画通りですた。その程度のことはここで文章書く人は知っといてもらいたいですね。
>>4
私が米国の立場であれば、次のように言います。
<お前誰に言っているつもりだ。日米安保、基地に文句があるなら戦争に勝ってからいえ。日米安保、基地は日本を防衛するためだけでなく、憲法と同じように、日本が暴発しないようにしているのであって勘違いするな>
平和のため不必要だと、堂々と言えますか。
>>11
言えますね。
思い起こせば、鳩山政権時、最低でも県外、という普天間基地移設問題は当然の論理であった、と考えている。
最低でも県外、というのは日本人のご都合主義安保観に突きつけられた、謂わば論理の刃であった。
何故か?
日本人の大多数、即ちB層は日米同盟を支持し、アメリカ帝国に守ってもらえると信じている。だが、軍事施設は迷惑施設だ。特に飛行場の騒音、広大な敷地を占有することによる生活、交通の不便。米兵の犯罪、地位協定の横暴。その米軍基地の不便、迷惑の多数をご都合主義的に沖縄に押し付けている。
それが沖縄からみた日米安保条約だ。だから、沖縄県民は、そうした仕打ちを沖縄差別と呼んだ。私は返す言葉がないと思っていた。
普天間移設問題で、最低でも県外を唱えた鳩山政権は、主流権威筋メディアや大多数のB層から総攻撃を受けていた。私は毎日を購読していたが、当時、毎日ですら、「最低でも県外」を鳩山首相の無責任な政策みたいな社説を書いてたと記憶している。
私は、当時、家族も連れて普天間包囲人間の鎖行動に参加するなど、日米安保条約反対、沖縄基地撤去の闘いに参加したりしていた。
しかし、ネットを舞台にした論争では、圧倒的な鳩山政権批判の嵐であった。私自身は普天間の辺野古移設反対の論陣を張っていたが、日本社会の圧倒的空気感は鳩山政権の「最低でも県外」方針の足を引っ張る方向性だったと思う。
その意味では、普天間基地辺野古移設阻止、最低でも県外を潰したのはアメリカ帝国ではなく、日本人、日本自身ではなかったか?そんなふうに回想している。
しかし、ここには大きな道義的論理的矛盾がある。日米安保条約を支持するなら、ヤマトンチューも応分の基地負担を受け入れるべきだ。何故、日本人全員が受益するはずの日米安保条約に関する負担を沖縄だけが過剰に負担しなければならないのか?
私は当時、ネット上で日米安保条約を支持するなら、日本本土に米軍基地を誘致せよ、と詰め寄ったものだった。ただし、私は今も昔も「安保粉砕」である。
私は日本人に呆れ果てている。日本人の一人として、B層ばかりで、論理も道理も弁えない日本人を冷めた目線で見ている。
しかし、孫崎先生がおっしゃる「「米国が日本を守る」は幻想、「核の傘はない」」という真実を、多くの日本人が知ることは、唯一日本人覚醒の鍵だと考えている。
>>13
そうですね。
>>3
>抑止力強化は排除できない考え方である。
こういう短絡が軍拡を招く元凶だ。
何故なら、今回のハマスによる対イスラエル軍事力行使について、アメリカ帝国は「いわれのない攻撃」と、非難した。
いわれない?
パレスチナ側からすれば、ふざけるな!理由は大有りだ、であろう。
戦争には必ず原因、理由がある。いきなり侵略する、とか植民地分割戦争の時代は終わったのだ。
しかも、ハマスは核保有国イスラエルに徒手空拳、捨て身の自滅、「自爆」攻撃に打って出た観がある。悲劇ではある。
しかし、その意味では、「抑止力」=軍事力のむなしさだ。それだけでは、戦争は防げない。
戦争を招かない叡智だけが正しい。
これは、本日の僕のブログ記事です。これをそのまま転載します。
『 孫崎享「つぶやき」から、対中外交論 文科系 2023年10月17日
孫崎享は、僕の現在の日本外交・世界政治観を形成してくれた一人であるとは、ここに何度か書き、その書評数冊分もやって来た。その一例が、当ブログ「日本政経論、僕の4人 文科系 2022年12月28日」だ。僕は最近、その彼のブログ、討論サイト「つぶやき」のゲストになり、コメントを書いている。ネット記事を、僕の人生で初めて定期的に金を払って読み始めたわけだ。
彼は、元中東諸国の大使などとしてアメリカ中東外交を体験して、外務省国際情報局長、防衛大学教授なども経た反骨外務官僚。そんな人物がこの15日に掲載した訪中代表団長として予定している講演「中国との対話」について、全8章の目次とその結論部分末尾文章とを紹介したい。
①世界の潮流の中における日中関係
②中国の台頭と、米国の政策
③米国には軍事的に直接対峙するという選択肢はない
④米国は反中同盟を画策、その中心が台湾
⑤台湾問題は米中、日中が過去の合意を順守すれば危機は生じない
⑥台湾国民の意思
⑦対米従属から脱する時期
⑧日中双方は今、どう対応すべきか
以下は上記の⑧全文である。26日だったかに予定された講演の要約なのだろう。
(ここは中略。上記の孫崎本文の⑧がそのまま入っている)
本日の最後に、世界外交でよく使われる言葉について一言。「自由と民主主義」、「権威主義」、「専制主義」などは、敢えて言うが、主義という言葉が示すように倫理的用語、理念である。そして、ウクライナ戦争とかイラク戦争とかはそういう歴史的行動、事実である。この理念と事実との関係を人を裁く裁判を比喩として語ってみよう。
裁判で他人を裁くのは、まず理念についてでは無い。人の心自身は裁けないのだから、行為を確定してから、そこから動機、犯意などを裁いていく。ところが日米外交論議などではこんなおかしな事が堂々と行われて来たのである。専制主義とか権威主義とか、他国を理念で裁いて、自分らを理念で褒める。「自由と民主主義」とかがそんな「褒め言葉」なのだ。他人を理念で裁くなら自分も理念で裁くべきだろうし、自分を理念で褒めるのなら、他人にもそうすべきではないか。漠然とした理念で裁き褒めるのは容易で、行動については実証が難しくなるのだから。外交も人間裁判と同じように「推定無罪、厳密にその行為で以て裁く」が正しいのだろう。
ここら辺りの議論は、日本人のとても弱いところだとずっと観察できた。ちなみに実証主義系統の哲学の元、英国経験論が生まれたのは近代国家以降であって、日本に輸入されたのは明治以降だったと覚えている。
アメリカで生まれ、栄えたプラグマティズムは実証には強いが、理念には弱いはずだ。