私は、基本的に日本の犯罪は追っかけない。自分の範囲は主として国際関係、それとの関係での日本政治である。日本国内の犯罪は追わない。
『闇の盾』の章立ては次のようになっている。
第一章 渋谷ライフル銃事件
放し飼い/番長の掟/昭和三五年、警視庁入庁/警察学校「二等兵物語」海の最前線/沖仲仕と「黄色い血」事件/キャバレー美人座、首都高速でフルスロットル/「貴族の一機」/デモ隊、立川基地に乱入、銃砲店に立てこもった男/犯人を撃ってもいいのか/賞詞二級と警視総監、第二章 秦野章と田中角栄、三億円事件の「被疑者」/型破りの巡査/銀座デビューと「B反屋」、立志伝中の警察官僚/秦野章の私設秘書として/叱責、叱責、また叱責、田中派大集会/ミスター検察への怒り/「角栄は日本の宝です!」、三田のビルと平和相銀融資等となっている。
著者は「:寺尾 文孝1941年、長野県佐久市出身。、1960年警視庁入庁。東京水上署、
孫崎享のつぶやき
読後感想:『闇の盾』「佐々(警備第一課長)は学生運動や過激派事件でも踏み込んだ。私(著者)が本人から聞いた話:警視庁の若い警察官三人に学生風長髪を指示し、全学連のシンパを装い、バリケードの中に侵入する様に命じたという」。本、警察官僚が政治家にひれ伏す悲しいお話
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コメント
コメントを書く> 警察官僚が政治家にひれ伏す悲しいお話
国家の暴力装置―軍隊/警察―が政治家に平伏し、その政治家は米国に平伏し、政治家を含め、有力者は米国に平伏すよう強要され、逆らえば抹殺される―これが戦後日本の実態ということでないか。まさに「悲しいお話」でしかない。国によっては軍隊/警察が大衆の側について悪政を一掃することもありそうだが、「対米隷属」道を極めんばかりの日本では、逆立ちしても起こらないことだ。
GHQ、その後の米国大使館は折角獲得した日本を半植民地として維持すべくあの手この手と大変だったんでしょうね。日本のナショナリストとコミュニストには厳戒態勢で臨み必要に応じて弾圧、抹殺したんでしょう。その為の手先として警視庁と検察庁が米国側に滅私奉公したんでしょうね。秦野章や佐々準行は米国サイドの秘密のオペレーションの周辺で粉骨砕身を強いられていたんでしょうね。
秦野章や佐々淳行がその後表舞台で一応もてはやされたのも米国サイドの後押しがあったからでしょうね。ああだこうだと言いながら、今じゃ、日本全体が1930年代の反植民地時代の上海を彷彿させます。
こうなった以上は、ナショナリズムは無理にしても、ミリタリズムだけは御免蒙りたいものです。
Wikipediaによると、学生運動が激しかった時代、警視総監だった秦野章は「佐々によれば、当時絶頂期であった学生運動を「いずれ消える泡のようなもの」」といったという。
慧眼というべきなのだろう。
随分前だが、母校に立ちよったことがあったが、学舎から学生運動の痕跡は、まさに完全に消えていた。
資本主義対社会主義とか、保守と革新などというワードは死語だろう。今時、大学でマル経を教えている教員はいるのだろうか?マル経を学んでいる院生はいるのだろうか?
私自身、今や社会主義や共産主義については懐かしい思い出の1頁のようなカンジを持ってしまっている。
思い出したのだが、学生時代に夜間工事の交通誘導のバイトをしていたのだが、その時、元警視庁の警察官だったという人と何度か一緒になった。時折、休憩中に雑談した。その人は定年退職後、暇を持て余しているので、バイトをしていると言っていた。その人は慶応出身だと言っていた。また、東大の安田講堂に全共闘学生が立て込もっていた際、対峙する機動隊員を指揮する立場であった、とも。そして、印象に残っているのは、その人は学生が正しい、と言い切っていた。「我々(警察)はバカみたいなもんだ」と。
何故、そう思ったのかは、聞けなかった。ただ、この人は戦中世代かな、と漠然と考えていた。だから、政府とか、権力とか、信用していないのかな、と。
この時代は、こんなカンジの警察官も沢山いたのだろうか?私には知るよしもない。
今はどこを切っても同じような金太郎飴みたいな日本人ばかりではないかな、と心配している。大学からは、とうの昔に学生運動は泡と消えて、それから先は金太郎飴とかB層みたいな日本人が激増しているのだろうな、と漠然と思っている。
>>2
上記で日本を上海に喩えたのは、当時中国が無政府状態でしたからふさわしくないですね。強いて過去の前例を探すとすれば、ヴイシー政権下のフランスでしょうか。勿論、レジスタンス抜きの形です。
孫崎先生のXへのお取り上げ、とても嬉しいです。
警察と政治家の問題を考えるとき、様々な謎が解明されていない安倍事件が想起される。
何故、奈良知事選で、自民党内が割れて維新に漁夫の利を占めさせたか、いまだに私の中では整理できていない。
私は二階氏と森山氏は、高市氏に近い候補が知事になる事が極めて都合が悪かったと見ている。高市氏に近い候補が知事になれば警察をコントロールできるので、闇に埋もれている情報が露見する可能性があったのではないか。
警察と政治家問題では謎が多い。今回の不記載=裏金問題であるが、政治家は税金を払おうとしない。払うべき金を払わないと政治家は司法に対して負い目を負うことになる。払うべきものは払った方がよいと思うが政治家は不思議な人種といえる。
>>6
B層は語りが何で粗雑なんでしょうね。不記載問題は政治資金規正法との関連が主問題であって、税法との絡みは二次的な問題ですよ。
>>6
本日の先生のお話はあなたには聞きたくないことでしょうかね。愛国的で且つナショナリストの重光外相が不可解な亡くなり方をしてるんですよ。まともな日本人だったら、真の原因を質したくなるんじゃないでしょうか。