「イスラエルはガザ戦争、西岸での騒擾を抱えている。どちら側も地上戦の現実に対して準備ができていないようだが、小さなミスが致命的な結果をもたらす可能性がある 2024年8月25日ガーディアン紙「 Israel and Hezbollah have good reason to avoid war – but it remains possible
もしイスラエルとヒズボラが全面戦争を望んでいたなら、それはずっと前に起こっていただろう。どちらの側も相手の破壊を歓迎するだろうが、今のところどちらにとっても本格的な紛争に突入する時期ではない。
日曜日の朝、イスラエルとレバノンの国境を越えた激しい敵対行為の応戦により、当事者は再びそのような戦争の瀬戸際に追い込まれたが、再び立ち止まって撤退した。
費やされた軍需品という点では、ここ数カ月で最大の戦闘となった。イスラエルは100機のジェット戦闘機を飛ばし、
孫崎享のつぶやき
ガーディアン紙「イスラエルはガザ戦争、西岸での騒擾を抱えている。ヒズボラはレバノンの拠点を破壊されたくない。イスラエルとヒズボラには戦争を回避する正当な理由がある しかし戦争の可能性は依然として残っている。小さなミスが致命的な結果をもたらす可能性」
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コメント
コメントを書く仮に小さなミスが致命的な結果をもたらしても、例えば、大日本帝国の対米戦争で、広島と長崎に原子爆弾が落とされ、日本が米国に即座に無条件降伏した、ようには、例えテヘランが水爆で破壊されても、イスラームの大義は降参しません。イスラエル/米国と戦っているイスラームの大義は米国、イスラエルと持久戦を戦っているのです。
日本人のすべてが今知るべきことはウクライナに取り組んでいるプーチンのスラブの大義は米国が自壊で倒れるまで続くということです。ロシアは持久戦を戦っているいるのです。
日本人にとってもう一つ重要なことは、中国はただいまハイレベルの社会主義市場経済体制の建築に忙しく日本や米国と戦争したくないということです。で、あっても、勿論、中国はデフェンスに怠りなく、やられたらやり返す強い力の保有者であることです。それでも、中国は理の国、米国、日本とのたとえ変な国であっても平和共存することをこれからも求め続けるということです。
私が言いたいことはイスラームの大義、スラブの大義、中国の特色ある経済体制は地理的にも人口的にもすこぶる大きなもので、それぞれにとって永遠の大義であり、米国や日本と違って、自衛的であるということです。
極右カルトシオニストに牛耳られたイスラエルはパレスチナ人をガザ地区とヨルダン川西岸から追い出したいのかもしれないが、問題は本当に破壊と殺戮により、それが可能なのか、ということだろう。
漠然とした目標に向けて際限のない暴力と軍事力を行使しても目標を達成できるとは限らない。現実にハマスは壊滅できていないし、イスラエルのような小さな国でいつまで経済的に或いは社会的に戦争を続けられるのか、限界はあるだろう。
いったい何のためにイスラエルは殺戮を続けるのか?明確な戦略的勝利もなく、ただ破壊と殺戮をあてもなく続けるイスラエルはさながら、「ソドム」そのものに見える。
https://original.antiwar.com/ramzy-baroud/2024/08/25/prolonging-genocide-as-a-smokescreen-on-israels-other-war-in-the-west-bank/
上記の論評記事によると、常識的な見方は以下のようなものだろう。
-------引用ここから-------
イスラエルのヨアブ・ギャラント国防相によると、ガザでの「絶対的な勝利」の約束は「意味不明な言葉」にすぎない。ギャラントのコメントは公表される予定ではなかったが、どういうわけか8月12日にイスラエルのメディアによってリークされ、公表された。
ネタニヤフ首相がガザで負け戦を続けている理由については、汚職裁判の結果を避け、過激派政権の連合を維持し、早期の選挙を回避するという首相の個人的な利益に大きく限定されている。
それでも、これらの理論のどれも、戦争を続けることの不合理さを説明するものではない。イスラエルの元首相エフード・バラクの言葉を借りれば、戦争は「イスラエル史上最悪の失敗」である。
-------引用ここまで-------
「最悪の失敗」だとしても、それでもヨルダン川西岸を侵略するために、ガザ地区での破壊と殺戮を続けて、そちらに耳目をそこに集めるつもりなのか?
「イスラエルは2024年の最初の3か月間で、約6,000平方メートルを「国有地」と宣言し、入植地建設の対象とした。イスラエルの監視団体ピース・ナウは、この決定を「過去30年間で最大のヨルダン川西岸の土地強奪」と評した。」という。
いずれにせよ、イスラエルに道理はない。
現在起こっている戦争、これから起こる戦争も、全てが米国の本質にかかわるものですから、その本質が変わらなければ、いつまでも、戦争の悲劇は続くのではないでしょうか。以上のことを学究的にも究めて、国家の外交政策にまで反映させているのがBRICS諸国ではないでしょうか。
その本質とは現代米国の支配階級に所属する人々の価値感、行動様式が1860年代の幌馬車時代のものと全く同一だということにかかわるのではないでしょうか。ですから、BRICSとそのシンパの国々は米国の威勢がいつまでも続くことはないと読んでいるハズなのです。
因みに、JFKはそれを恐れて大改革をしようとしたが、CIAのアレン・ダレスによって暗殺されたのです。