攻撃的な「狼の戦士」外交官、秦剛は、流星のごとく出世したが、その後はさらに急速に失墜。彼は現在、北京の国営書店で給料をもらっていると言われている。2023年の夏、当時の中国外相の秦剛氏が謎の形で公の場から姿を消して以来、彼の運命は激しい憶測の対象。
秦氏は生きているが、元米国当局者2人によると、中国の習近平国家主席に近いかつての高みからは立場が大幅に下がっているという。
元当局者らによると、58歳の秦氏は――少なくとも紙面上では――外務省傘下の国営出版社ワールド・アフェアーズ・プレスに就職することが決まったという。
習氏の支持者として、秦氏は記録的な速さで外相に昇進した。 56歳の彼は大臣に抜擢されただけでなく、国務委員にまで昇進したが、秦の前任者である王毅氏は外相を5年間務めた後、60代になるまでこの地位に就くことができなかった。
秦氏は2014年から2017年まで外務省の儀典長として習氏
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独裁社会における独裁者は、孤独であり、いつも暗殺されることを恐れている。
そばの用人は、絶対的信頼がおける人を選び溺愛するので、出世のスピードが速い。
一方、やっかみを持つ人も多く、密告すると猜疑心の強い独裁者は、密告を全面的でなくとも信じざると得ない。
そばから遠ざけられ、徐々に段階を経ながら、亡き者にされていくのでしょう。
日本でも何か不都合があり亡き者にされたが、安倍氏暗殺は解明されていない。
栄華からのあっという間の没落という意味では、邯鄲の夢を想起させるカンジもある。
何故、秦剛氏が失脚したのか、私が知るよしもないのだが、仮に不倫などという極めて俗事といおうか、煩悩にまみれた卑近な行為により、足を掬われたのなら、私のような不倫とも出世とも縁遠い凡夫には、些か面白く思う。ナントマァ、お疲れ様でした、みたいな声を思わずかけたくなるエピソードだ。
それにしても、不倫というのはスキの発生しやすい、リスクの高い行為ではないかと思われるのだが、一方、儀典長時代の秦氏は微にいり細を穿つ仕事振りだったようだ。親分肌とは程遠い、やたらと細かい上に全て把握しないと気が済まない執着ぶり、部下ともうちとけない仕事のスタイルを、秦氏と仕事をしたベラルーシの元外交官が報告している。
https://thechinaproject.com/2023/07/28/qin-gang-the-meteoric-rise-and-sudden-fall-of-chinas-missing-fm/
秦氏は、個人的には一緒に仕事をしたくないタイプに思える。しかし、スキなく抜かり無い仕事振りがスピード出世の原動力であったなら、煩悩のままに不倫に走りスピード失脚したチグハグぶりが面白く思える。
米国と激しく抗争中の中国ですから、駐米大使の人事には真剣に取り組むべきなんです。
秦剛氏は腰が軽すぎるという印象を免れません。米国と激しく対峙した大日本帝国は野村と来栖という二人の有能な大使を同時派遣し、折衝にあたらせたが、戦争を止めることは出来ませんでした。しかしながら、相手が米国ですから中国は共産党員の中から野村・来栖クラスの人材を見つけ出し、派遣しなければなりません。
>>1
安部氏の暗殺が解明されないのは日本に我々には見えない独裁者が存在しているからではないでしょうか。
>>3
大使と外相を混同しました。申し訳ございません。