米メディアは18日、米国のトーマス・フォーリー元駐日大使が死去したと報じた。84歳だった。フォーリー氏は1997年から2001年まで駐日大使を務めた。民主党の下院議員、下院議長なども歴任した。

 私は1997年から1999年外務省で国際情報局長であったから、フォーリー大使にお目にかかったことがある。

 軍産複合体を中心とする「ジャパンハンドラー」のように自分達よ要求を日本側に押し込むというような人物ではなかった。

 私は少なくとも2つ記憶している。

 1998年クリントン大統領と橋本首相の関係がぎくしゃくしていた。クリントン大統領は大挙して中国を訪問し、その後ハワイに行って真珠湾を訪問するという計画も一時流布した、結局実現しなかった。

 この時、日本との関係を悪化させるべきではないと主張していたのがフォーリー駐日大使だった。橋本首相との個人的関係で日本と距離を置きたが