1月22日(水)9時21分配信:― 警告[2014年問題]が意外とヤバい!【1】 ―
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アベノミクスの次なるフェーズは? 消費税増税で生活はどうなるのか? TPPは? 中韓との外交問題は……などなど、我が国は今年も多くの課題を抱えている。しかし、そんな大きなトピックの陰に隠れて、実は結構日本の首を真綿で絞めるような問題がある。あまり話題にならない、日本が抱える「2014年問題」を探った
◆対中意識の差で、日本は世界から「パッシング」される!
緊張の高まる日本周辺の国際関係。今年は一体どんな展開になるのか。
「考えられるのは、対中関係をめぐる日本の孤立化です」
そう語るのは、元外交官で評論家の孫崎享氏。しかし、対中政策ではアメリカやASEAN諸国と足並みを揃えているはず……。
「そう思っているのは日本だけ。12月の
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安倍総理は「靖国神社参拝」を、「積極的平和主義」に基づくものだといっている。
平和主義とは何か、軍事力によって、紛争を解決するのでなく、対話で紛争を解決するということである。
「積極的」とか「消極的」とはどういうことか。
「消極的」とは、理想は軍備を持たないことであるが、理想では国を守ることが出来ないので、最低限の攻撃しない自衛力を確保するということである。
「積極的」とは、自衛力も持たない理想論を理想論とするということではないか。
即ち、論理的に矛盾しています。
他方、安倍総理は、集団的自衛権に言及しており、自衛隊の海外派遣を合法化しようとし、積極的平和主義=集団的自衛権による海外派兵ということになります。
したがって、靖国神社参拝=積極的平和主義=集団的自衛権による海外派兵なのです。
常識的に考えると、攻撃的な自衛隊を持たないことが、積極的平和主義だと思うのですが、指摘するマスコミがいないのはどういうことなのであろうか。
「12月のASEAN首脳会議では、日本が提案した対中包囲網が拒否されています」とは孫崎さんの説だが、これは事実として確認できているのでしょうか。
各国首脳とのBilateral Meetingsにおいて、安部首相が日本の立場を説明したという記事は外務省の公表されている資料(http://www.mofa.go.jp/region/page3e_000132.html)には見受けられるが、それが孫崎氏の言う対中包囲網に相当するのであろうか。また、各国首脳に個別に日本の立場を説明することが対中包囲網ということになるだろうか。また上記の資料には各相手国の首脳が何と言ったかについては記載が無いようである。対中包囲網とは具体的に何を指しているのか。孫崎氏は独自の情報網を持っているのか。外務省のOBだと言うだけで、その様な情報を入手できているのだろうか。もし情報を入手しているとしたら機密漏洩行為ではないだろうか。もし、具体的な情報が無くて単なる憶測で対中包囲網なるものが存在し、日本がその設置に失敗したと主張することは、日本政府の活動を妨げていることにならないだろうかなどと考えてしまう。
一方で、11月のASEAN会議では、ASEAN諸国は日中韓と協力してゆきたいという、次のような公式声明がだされている。
ASEAN looks forward to building on a strong foundation of cooperation with its Plus Three partners by implementing a revised cooperation plan for the next five years.
昨年巨額の金融緩和によって、20%を超える円安となり、巨額の利益を輸出企業が得ましたし、世界的な株高が、経済に好循環を与えています。一方、円安によって、輸入物価が上がりましたが、企業の体質強化の出来た割りには、輸出が思ったほど増えていません。海外生産逆輸入もあり、11月は、貿易収支が1兆5千億円ほどの赤字になっています。
円安でも、人件費が上がったのでもないのに、輸出が増えません。中国輸出が減り、米国向けが増えているようである。
靖国神社参拝によって失っている輸出が、今後縮小傾向に向かう恐れが大きくなっています。
同盟国の米国でさえ、日本より中国に親しみを感じている情況にあって、中国、韓国との外交的対立は、世界各国に広がり、経済の脚を引っ張るだけで、得られるものがない全く無能な外交を展開することになるのではないか。