那覇市の翁長市長10日立候補する意向を正式に表明した。米軍普天間飛行場名護市辺野古への移設計画については「これ以上の押しつけは沖縄にとって限界」と述べ、反対する考えを強調した。
現在世論調査では70%ないし80%の沖縄県民が辺野古移転に反対している。
他方自民党がおす仲井真弘多知事は知事選挙では辺野古移設に慎重な姿勢を示していながら、昨年12月、国から出されていた名護市辺野古沿岸の 埋め立て申請を承認することで、かなりの県民の期待を裏切った。
現在は、翁長氏の圧勝が予想される。
米国はこれまで、仲井真知事が辺野古移設を支持していたから、県民の支持を得た動きという立場をとってきたが、翁長氏の当選になれば民意に反し推進することが明確になる。
多くの国民は、辺野古移転を止めれば日米関係が悪くなると思っているが、米国と他の同盟国との関係はそうではない。
ドイツと米国の間では「ドイツ駐留NATO
コメント
コメントを書く仲井間知事が、2010年知事選の時に掲げた「県外移設」を、基地負担低減と沖縄振興策で取引をしてしまった。仲間知事を責めるのは簡単であるが、政府と本土人の差別的意識を総身に受けながら、特別の支援なしで沖縄の人たちの生活が成り立たないと、開き直ってしまったのでしょう。開き直るのは仕方ないとしても、基地権益を受けられる人たちに味方し、一般庶民のことを考えての決断ではなかったことに問題がある。どのように弁解しようとも民意を踏みにじったのである。実弾が飛び交い、かなり汚い選挙になると予想されるが、沖縄人を差別し、ないがしろにしようとする勢力に対する怒りが強まることがあっても弱まることがないと確信する。そうあってほしいと願っています。特別な存在であるような考え方の人が多いが、特別な見方をすることがすでに差別であることがわかっていない。すなわち、差別心が心の中にあるから差別意識が好意的であっても出てくるのです。しかし差別していることに気づいていない。
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いいところに着目していますね。同意します。その二つはコインの裏と表であり、裏と表がある限りコインは存在し続けます。同様に沖縄の独立を声高に叫ぶのは、沖縄に対する蔑みの裏返しであり、自分と同じ人間とは見ていないのだと僕は思う。そしてその優越感は、同時に自分を許していない証なのだ。僕は、神がいたから悪魔が生まれたのだと思う。憧れがあるから憎しみが生まれた。けれどなぜ神がそこにあったのか?その答えが今もわからない。恐らくそれは創造の種だったのだろう。
自民党に政治の手練手管があるとすれば、それは土建業に金を使うノウハウだ。問題は日本や沖縄みたいなインフラ過剰な国、地域では土建業に渡る金は相乗効果を生まない。そればかりか、財政を更に悪くする。国民の生活も悪くなる。
これから自民党が造ろうとする辺野古基地は純然たる箱もの。単なる箱ものならまだしも環境破壊は許せない。目先の金に転ばない沖縄人の神髄を来る選挙で見せて欲しい。
> 多くの国民は、辺野古移転を止めれば日米関係が悪くなると思っているが、米国と他の同盟国との関係はそうではない。
堀田善衛著「キューバ紀行」より-
フィデル・カストロは、1960年...ラテンアメリカ青年会議での演説で、キューバ人がもちえた世界についての通信報道、教育内容、書物、映画、TV、政治経済の理論、つまり教養のための日々のパンが、すべて例外なくアメリカ製のものであったことを回想して...市民の誰もが、このアメリカ製のパンなしでは、世界は崩壊する、これに抗したのでは、国をおさめて行くことも決して出来ないという宿命論のとりこになるにいたった。
こういう迷信、伝統的な欺瞞が、武器としてキューバに対して有効に用いられたものであった...
アメリカはキューバだけではなく、あのあたり一帯を「裏庭」だと思っているのである...裏庭だということは、それは要するに附属品だということであるだろう。
ところで、附属品意識というものは、実は附属させていると思っている主人側によりも、ひょっとして附属させられている召使の方に濃いということがありうるかもしれない...
大統領になる前、上院議員だった頃のケネディでさえが、米国のこういう政策の無理無体さを理解していたのである。ケネディは...「米国の友邦から共産党基地へのキューバの変貌の物語は、大局的に見てキューバ人の要求を理解する想像力と同情に欠けていた米国の物語といえる」と明言しているのである...
革命前、キューバの外国貿易の七五%はアメリカと行われていたわけであり...この75%という数字の意味するものは、工業担当相であったゲバラのことばによると、「かつてホセ・マルティは、奴隷になりたいと欲する国は、唯一の国だけと商売をし、自由であろうと欲する国家は全世界と取引きをする、と言ったが、われわれは奴隷になりたいと思ったわけでもなく、また奴隷になりたくないと思ったわけでもない、われわれは奴隷であったのだ」ということに、どうしてもなるであろう。
P-fさんのコメントに啓発されました。堀田善衛のものを読んでみたくなりました。ジョン・F・ケネデイーのことからアーネスト・ヘミングウエイを思い出しました。ヘミングウエイはカストロと革命前から親交があり、米国の粗野なパパラッチからカストロ支持を皮肉られたのに対し「俺はヤンキーじゃない」とやり返していました。ホセ・マルテイの言葉もいいですね。病んだ米国と病んだ政権とどう取り組むのか、兎に角、辺野古が出発点だと思います。
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コメント恐縮です。
朝日の記者、伊藤千尋氏著「反米大陸」 (集英社新書)にも私は多く教えられました。
沖縄知事選では、仲井真氏のような救い難い食わせ物への怒りを爆発させて欲しいですね。
仲井眞氏は現在の日本がもちうる典型的な政治家像です。
かれは日本のどこにもいます。
怒る値打ちもない男です。
ただ悲しいことに沖縄にあらわれた。
沖縄の有権者にはそんな道楽をする余裕はないのに。
わたしはかれが当選した当初からなんの幻想も抱かなかった。
かれのことを変節したというひとがいますがとんでもない。
最初から最後までみごとに仲井眞的でした。
秀才ぞろいのコメントですね。植草 一秀氏ブログを見て下さい。事態は急変してます。