1:事実関係
(1)福田氏と習主席の会談を報道 中国国営テレビ、友好的雰囲気を強調
中国の国営中央テレビは29日夜のニュース番組で、同日の習近平国家主席と福田康夫元首相との会談を報じた。同テレビは、福田氏と笑顔で握手する習氏の様子を放映。また世界の企業家や政治家が経済問題を話し合う「博鰲アジアフォーラム」の理事長を務める福田氏が、習氏を来年の同フォーラムの会合に招待し、習氏が「快く応じた」と伝えるなど、友好的な雰囲気だったことを強調した。
映像から、会談の場に楊潔●国務委員、王毅外相が同席していたことが確認された。(共同)
(2)中国を訪問している福田康夫元首相は29日、北京の人民大会堂で、理事長を務める中国政府主導の国際会議「ボアオ(博鰲)アジアフォーラム」の理事らとともに、習近平国家主席と会った。習氏の国家主席就任後、両者の面会は昨年4月、今年7月に続き3回目。
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「重要なことは紛争にしないことだ」
政治家特に外務省が心がけなければならないことではないか。紛争など誰でもできる。紛争なきように努めるのが外交努力でしょう。足場をどこかに固定すれば、思考範囲が限定され、賛成か反対かに明確に分かれるのであるから、外交は偏向するのは避けらるだけでなく、楽な仕事になってしまう。極端に言えば、思考が偏向していれば世界各地に点在する日本の大使館は必要なくなってしまう。現実に、世界の大使館は、国会議員などの外遊に付き添う現地案内人みたいなものである。税金を使っているのであるから、意義ある使い方をしてほしいものである。福田氏の動きを見ていると、一次話題になった大連合の話が頭に浮かぶ、だれかがストーリーを描き、密かに安倍後の政治的が動き始めているのかもしれない。政治は一寸先は闇であり、我々外野には大変興味をそそるところでもある。
訂正します
誤「偏向するのは避けれるだけでなく」
正「偏向するだけでなく」
孫崎先生のご見解、同感です。
外交の大切さ、最近感じます。「重要なことは紛争にしないことだ」というのも全く同感です。ただ駆け引きや芝居を打つというようなテクニックのはなしではなく、いかにして分かり合うか、理解した上でどう判断するかということです。相手を理解することを放棄してしまえば、そこで決裂です。それはある意味、自分をさらけ出して理解してもらうということでもあり、逆に本当の相手を理解するということでもあります。難しいことだし、人間としての質が問われる作業だと思います。
でも現実がそのことで本当に動いていくということは少なく、労多くして益少なしというのが本当のところでしょうね。人間損な簡単に自分の意見をかえることはしない。それでもそれが大切だという意見があれば聞いてみたい気がします。