今日、通夜に出かけた。

 霊前には、「戦略的思考とは何か」が置いてあった。1983年に作品である。

 自分の人生の華を「戦略的思考とは何か」と見ていたのであろう。

 岡崎氏には思索家としての面と、官僚の面がある。後者は、中国の古典にのっとり、「三顧の礼」を持って迎えられるのを理想とした。多分安倍首相との関係がそれであろう。

通夜の席上でいろいろ振り返った。

振り返れば振り返るほど、実は世話になった。

奥様にご挨拶した。主人は「天才坊や」と大事にしていましたよと懐かしんでくれた。奥様との面識はあまりない。

本当にお世話になったのだ。

私が外務省と縁が消えた頃も心配してくれていた。

防衛省退官する時、当然、外務省は退職後のポストを用意しなかった。それだけではなくて、一流企業に外務省外の人が顧問の世話をして社長までOKであ